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『追放と抵抗のポリティクス―戦後日本の境界と非正規移民』
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この本のタイトルの”非正規移民”という言葉にハッとさせられた。バブル絶頂期に中東から多くの労働者が日本にきていた1980年代後半から90年代前半、「不法労働者」という言葉がマスメディアで使われていたが、「不法」とは具体的にどういう状況なのか知る人はとても少なかったと記憶している。しかし、この非正規という言葉は不法を意味しない。そもそも行政法の管轄の話ということ、そして外国人労働者をそのような状況に陥らせてる側の構造的な問題として私たちに迫ってくる言葉だ。その意味を噛みしめながら読むのをお勧めしたい。

(栗田隆子・IGC職員)

髙谷幸ナカニシヤ出版2017
“Refugee Law and Practice in Japan”Osamu Arakaki Routledge 2008
“Illicit flirtations : labor, migration, and sex trafficking in Tokyo”Rhacel Salazar Parreñas Stanford University Press 2011
『日本における難民の保護―国際的な義務を果たさない日本政府―日本政府に対する勧告』アムネスティ・インターナショナル編著日本評論社1993
『難民からみる世界と日本―アムネスティ・インターナショナル日本支部人権講座講演録』アムネスティ・インターナショナル日本支部編現代人文社1998
『難民』加藤節/宮島喬編東京大学出版会1994
『壁の涙―法務省「外国人収容所」の実態』「壁の涙」製作実行委員会編現代企画室2007
『難民を追いつめる国―クルド難民座り込みが訴えたもの』クルド人難民二家族を支援する会編著緑風出版2005
『非正規滞在者と在留特別許可―移住者たちの過去・現在・未来』近藤敦ほか編著日本評論社2010
『在留特別許可―アジア系外国人とのオーバーステイ国際結婚(新版)』サーム・シャヘド/関口 千恵明石書店2002
『難民研究ジャーナル〈第1-8号(2011-2018)〉』難民研究フォーラム現代人文社2011-2018
『日本の難民認定手続き―改善への提言』難民問題研究フォーラム現代人文社1996
『密室の人権侵害―入国管理局収容施設の実態』入管問題調査会編著現代人文社1996
『日本と出会った難民たち―生き抜くチカラ、支えるチカラ』根本かおる英治出版2013
『難民鎖国ニッポンのゆくえ―日本で生きる難民と支える人々の姿を追って』根本かおるポプラ社2017
『難民問題―イスラム圏の動揺、EUの苦悩、日本の課題』墓田桂中央公論新社2016
『移民・ディアスポラ研究「難民問題と人権理念の危機―国民国家体制の矛盾」』人見泰弘編著明石書店2017
『故郷の味は海をこえて - 「難民」として日本に生きる』安田菜津紀ポプラ社2019
『我が国と難民問題―激変の時代―昨日--今日--明日』山神進日本加除出版2007
『日本における難民訴訟の発展と現在―伊藤和夫弁護士在職50周年祝賀論文集』渡邉彰悟/大橋毅現代人文社2010
『在留特別許可と日本の移民政策―「移民選別」時代の到来』渡戸一郎ほか編著明石書店2007