第45回 国際シンポジウム
第45回IGC-SSRI国際シンポジウム「マイクロアグレッションから学ぶ ―マイノリティの経験とマジョリティの姿勢への問いかけ」
本シンポジウムは、日常の言動に潜む差別として近年注目されるマイクロアグレッションを主題とし、その構造と影響を社会的・歴史的文脈から明らかにすることを目的とします。特に日本においては植民地主義の歴史によって生まれたマイノリティ性を担わされてきた民族的集団―在日コリアン、アイヌ民族、沖縄・琉球の人々―や、被差別部落の人々のように植民地主義とは異なる歴史的起源を持つ構造的差別にさらされてきた人々がいます。マイクロアグレッション研究の第一人者である臨床心理学者モニカ・ウィリアムズ教授による基調講演を受けて、日本社会の当事者や研究者がマイクロアグレッションの経験と知見を共有し、マイノリティへの支援およびマジョリティ側の支援者に期待することを共に考えます。

