【シネマ哲学カフェ】映画『壊された5つのカメラ-パレスチナ・ビリンの叫び』の上映会&対話
昨年10月7日のイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突から1年以上。イスラエルのレバノンへの侵攻・イラン空爆も行われる中、イスラエル軍のガザ地区への侵攻は続き、パレスチナ側の死者は4万人以上を数える事態となっています。今回の「シネマ哲学カフェ」では、パレスチナがなぜこのような事態に至っているかを知る上で貴重なドキュメンタリー作品『壊された5つのカメラ-パレスチナ・ビリンの叫び』を取り上げます。この作品は、ヨルダン川西岸地区のビリン村に住む農家のイマード・ブルナートが、家族の成長とともに分離壁の建設などイスラエル人の入植が進む過程を5年かけて映像に収めたものです。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭の観客賞・審査員特別賞、フランス シネマ・デュ・レエル ルイ・マルコレル賞など世界の映画祭で受賞を続け、アメリカ・アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネート、同年11月の国際エミー賞ではドキュメンタリー賞を受賞しています。ともに鑑賞し、ともに考えてみませんか。