新型コロナ危機と言われてから2年が経ちました。その以前から、グローバル経済の枠組みの中で生きる私たちの生活には、様々なひずみが生まれていました。コロナ禍で社会の分断や人と人、人と自然の関係の希薄化が進み、これまで「日常」と考えていた営みや、「時・空」に対する感じ方が大きく変わりました。その一方で、地域に基盤を置いた新しい生活様式や営みを発信する人たちに、私たちは新しい社会を創造する手がかりを求めています。連続セミナーシリーズ「地域発：脱グローバル経済の未来」は、そうした地域発の実践から、海や里、農村と都市がつながる地域の豊かさと新しいコミュニティのありかたを学んできました。

第3回となる今回は、長年自然と人間の関係性について、独自の思想を展開されてこられた哲学者、内山節先生のお話をじっくりと伺いながら、崩壊しつつある社会と関係性を見直し、私たちは今どのような共同体を再生しようとしているのか、そしてそれを創造し得るのか、未来の可能性を展望したいと思います。

申込フォーム：https://forms.office.com/r/15v4qRM01K