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    日時
    • 2017年11月19日(日)17:00-18:30(16:30開場、17:00開演)
  • 場所
    • 上智大学四谷キャンパス1号館403教室
  • 対象者
    • 学生・教職員・一般
  • 参加費
    • 学生(他大含む)・上智学院教職員 無料/学外一般 1千円 (資料代)
  • 主催
    • 上智大学グローバル・コンサーン研究所
  • 共催
    • 上智大学イベロアメリカ研究所、人権をめぐるラテンアメリカ演劇委員会
  • お申込み
    • 不要
  • お問合わせ
    • 上智大学グローバル・コンサーン研究所 (Tel)03-3238-3023 (Mail)i-glocon@sophia.ac.jp
身体アートから社会を見つめる―アナ・コレーアがキャンパスにやってくる―
アナ・コレーア パフォーマンス公演『Rosa Cuchillo ~ナイフのロサ~ 』
Rosa Cuchillo(ナイフのロサ)はペルーの現代作家オスカル・コルチャードが
2009年に発表した同名の小説を基もとに作られた作品で、ユヤチカニ劇団
代表のミゲル・ルビオが演出したソロ・パフォーマンスです。ペルー内戦で
行方不明になった息子を探す先住民のロサは、やがて死者の世界へと
導かれていきます。

ペルーの農村や山間部で暮らす先住民は多くの場合、社会の周縁に
追いやられています。ユヤチカニ劇団は、こうした人々に光をあて、アンデス
世界の神聖な儀式と西洋世界の演劇を融合した作品を創ってきました。
劇団名「ユヤチカニ」(Yuyachkani)は、ケチュア語で「私は覚えている」を意味
しますが、Rosa Cuchilloにも、ペルー内戦を忘却の彼方へ追いやるのではなく
語り継ぐことで未来を築いていこうという意思が込められています。

ラテン・アメリカ、アンデス、ペルー内戦といったトピックは私たち日本人に
とって少し遠くに感じられるかもしれません。しかし、演じる者と観る者との
境界がないパフォーマンス・アート空間では、地理的にも時間的にも遠い
世界の出来事をこの場に出現させる力を持っています。

アナ・コレーアの身体から発せられるメッセージに耳を傾け、同じ空間に
いる人たちと感情やエネルギーを共有することができるアートの力を
ぜひ、心と身体で感じてください。

※日本語字幕あり

〈アーティスト・プロフィール〉
アナ・コレーア(Ana Correa)
俳優、パフォーマンス・アーティスト、演出家、教皇庁立ペルー・カトリック大学教員。
ペルー共和国・リマ市生まれ。1978年より劇団ユヤチカニの活動に参加。国内外で
女性による演劇に焦点をあてたワークショップを積極的に開催し、従来の型に
囚われない演劇の形を提唱している。その他、ペルー国内の少数民族の各言語に
よる子ども向けの演劇プロジェクトや、病院でのボランティア演劇プロジェクトを展開中。
2012年ペルー文化省より文化功労賞を授与された。


▽パンフレットはこちら
https://dept.sophia.ac.jp/is/igc/publications02a.php