<IGC改組記念連続企画Ⅱ>路上から見る私たちの社会
『第一弾:野宿と暴力を考える-映画「ホームレスと出会う子どもたち」上映会+模擬授業』
『第一弾:野宿と暴力を考える-映画「ホームレスと出会う子どもたち」上映会+模擬授業』
私たちが暮らす社会には、失業や不安定雇用、福祉施策からの排除など、厳しい社会・経済構造を背景に、住まいを失い、駅や公園、河川敷などで野宿して生きる人々がたくさんいます。近年では、派遣切りやワーキングプアという言葉に象徴されるように、若者やこれまで中間層と思われてきた人々にも貧困や生活不安が蔓延し、彼ら・彼女らもまた、次々と路上に追いやられています。
しかし、年越し派遣村や各地での反貧困運動などの取り組みが注目を集め、福祉や雇用などの社会的課題が広く議論されるようになった現在に至っても、野宿者についての誤解や偏見、無理解は依然として根強く、それゆえに引き起こされる心ない差別や人権侵害が、今日も野宿を余儀なくされている人々の生命や尊厳を脅かしています。
そこで今回は、長年にわたって野宿者に関わり全国の教育現場でこの問題を発信し続けてきた生田武志さんをお招きしての講演会や、実際に野宿者と関わる活動への参加を通じて、野宿者問題への理解を深めたいと考えております。
また、野宿者問題を客観的な事実として学ぶのではなく、野宿者を生み出し差別や排除を行う社会に生きる私たちこそがもう一方の当事者であることを自覚した上で、何を考え、何をするべきか、考察を深めることを目指します。
日雇労働者の街、大阪・釜ヶ崎を中心に20年以上に渡って野宿者や日雇労働者と関わり、自らも日雇労働に従事しながら運動を担ってきた生田武志さん。近年では、現場での活動のみならず、「ホームレス問題の授業づくりネットワーク」を結成し、全国の教育現場で野宿者問題についての授業の展開や、教育関係者への働きかけなどにも取り組んでいらっしゃいます。同ネットワークが作成した教材用DVD「ホームレスと出会う子どもたち」の上映を織り交ぜ、生田さんに実際に授業を行っていただきながら、野宿者問題に関する理解を深めていきたいと考えています。
[アーカイブズinfo]
IGCにて、チラシ を保管・閲覧可能化しています。
しかし、年越し派遣村や各地での反貧困運動などの取り組みが注目を集め、福祉や雇用などの社会的課題が広く議論されるようになった現在に至っても、野宿者についての誤解や偏見、無理解は依然として根強く、それゆえに引き起こされる心ない差別や人権侵害が、今日も野宿を余儀なくされている人々の生命や尊厳を脅かしています。
そこで今回は、長年にわたって野宿者に関わり全国の教育現場でこの問題を発信し続けてきた生田武志さんをお招きしての講演会や、実際に野宿者と関わる活動への参加を通じて、野宿者問題への理解を深めたいと考えております。
また、野宿者問題を客観的な事実として学ぶのではなく、野宿者を生み出し差別や排除を行う社会に生きる私たちこそがもう一方の当事者であることを自覚した上で、何を考え、何をするべきか、考察を深めることを目指します。
日雇労働者の街、大阪・釜ヶ崎を中心に20年以上に渡って野宿者や日雇労働者と関わり、自らも日雇労働に従事しながら運動を担ってきた生田武志さん。近年では、現場での活動のみならず、「ホームレス問題の授業づくりネットワーク」を結成し、全国の教育現場で野宿者問題についての授業の展開や、教育関係者への働きかけなどにも取り組んでいらっしゃいます。同ネットワークが作成した教材用DVD「ホームレスと出会う子どもたち」の上映を織り交ぜ、生田さんに実際に授業を行っていただきながら、野宿者問題に関する理解を深めていきたいと考えています。
[アーカイブズinfo]
IGCにて、チラシ を保管・閲覧可能化しています。