研究会・講演会など

【報告】「著者と語る」シリーズ1 『列伝 アメリカ史』を語る

報告  上智大学名誉教授松尾先生をお迎えし、6月2日に出版された『列伝アメリカ史』(大修館書店、2017年)について講演を行って頂きました。松尾先生がアメリカ史を語るにあたって重要だと思われる15人の人物を選ばれ、それぞれの人生にフォーカスされた内容でした。入植者と出会った先住民ポカホンタス、北部の逃亡奴隷ハリエット・タブマン、ヨーロッパの貴族出身フランクリン・ローズベルト大統領、現在のトランプ大統領など、入植から現在までこれまであまり語られることのなかった人物についてもお話しされました。また、先生が執筆される上で既存の思い込みを乗り越え、簡単な言葉で書くように意識されたこともお話し頂きました。今までアメリカ史というと人物は歴史的事実に付随して語られることが多かったですが、人物に焦点を当てることでこれまで見えなかったアメリカ史が見えてきました。大変有意義な講演会でした。(報告者:白山彩、グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻博士前期課程1年)
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講師 松尾 弌之(上智大学名誉教授)
日時 2017年6月30日(金)17:00〜18:30
場所 上智大学中央図書館8階821号室
使用言語 日本語
参加費/予約 参加自由
概要  『列伝 アメリカ史』 出版年月日:2017年6月2日
 内容:ポカホンタスからトランプまで、人物に焦点をあて、いきいきと描くアメリカ史トランプ大統領を生んだアメリカ。アメリカとはどのような国なのか。何がアメリカを動かし、形づくってきたのか。入植者と出会った先住民から現代の大統領まで、時代に影響を与えた人々の人生の物語を通して浮かび上がるアメリカの本質。歴史的視座からアメリカをとらえると、見えてくるのはどのような姿か。アメリカへの理解を深める興趣尽きない読み物。
ポスター画像