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ジャウィ文書研究会について

ジャウィ文書もんじょとはアラビア文字によって表記された東南アジアの諸言語、とくにマレー語の文献をさします。現在はローマ字で表記されるマレー語もかつてはアラビア文字による表記が一般的であり、マレー語以外にも、ジャワ語、スンダ語、フィリピン諸言語などの文献にもアラビア文字で表記されたものがあります。マレー語のジャウィ文書では、一般に、アラビア語と共通する30文字(基本の28文字にTa MarbutahとHamzaの2文字を加えた数)とマレー語固有の音を表記するために工夫された(アラビア語では使われない)7文字のあわせて37文字が使われます。

map of languages using Jawi

右の地図は、東南アジアの言語のなかで、ジャウィによる表記を過去におこなったことがある言語及び現在もおこなっている言語のおおよその分布を表しています。島嶼部のほとんどの地域と大陸部の一部に広がっていますが、その中でもジャウィ表記がもっとも使われてきたのはマレー語です。地図の中では、マレー語またはインドネシア語が公用語、母語、実用語のいずれかとして用いられている地域を「マレー語・インドネシア語*」で示しています。PDF版では地図を拡大したり、印刷したりすることができます[PDF版]。 (出典: 川島緑「南部フィリピン・イスラーム地域のジャウィ資料」『歴史と地理:世界史の研究』200 (2004): 50.)

ジャウィ文書研究会(Jawi Study Group: Study Group on Jawi Documents in Southeast Asia)は、ジャウィ文書に関心をもつ研究者の有志からなり、2001年4月21日よりジャウィ文書の購読会、資料の収集、ニューズレターの発行などの活動をおこなっています。このウェッブサイトは、研究会の活動の節目として2003年4月22日に公式に公開されました。

ジャウィ文書研究会はジャウィ文書に関心があるすべての研究者・学生に開かれています。参加を希望される方は事務局までお問い合わせください。

ジャウィ文書研究会について紹介した英文の文章「Jawi Study Group」を『日本中東学会年報』no.20-2(pp. 399-404, 2005)に掲載しました。「Jawi Study Group」全文はPDF形式で読むことができます。