本文執筆/松島稔
@ | 田島泰彦教授 |
A | 2年15人、3年15人 |
B | 田島ゼミはゼミの中での人間関係を重く見て、横の繋がりも縦の繋がりもとても大事にしています。後輩は先輩から多くを学べるとともに、ゼミは人との交流の場でもあると考えるからです。特に、他のゼミと違う点の一つは、2・3年の「合同ゼミ」の形で、グループ研究などを進めることが多いことです。また、教員と学生、学部生と大学院生との交流も活発ですし、飲み会などの懇親の機会も多くもたれます。 もう一つは、ゼミでは「現実から学ぶ」をモットーにしているので、現場の一線で活動しているジャーナリストや作家、弁護士、さらには「報道被害者」など、ゼミの外の人たちをお呼びしたり、話を聞きに行ったりすることが少なくないことです。 |
C | ゼミの年間の大きな流れは、夏のゼミ合宿と冬の他大学との合同ゼミ発表会など研究発表の大きな場面を設定し、それに向けいくつかのテーマに即してグループに分かれ、中間報告などの方法で調査・研究を進め、議論を重ねていきます。
2002年度の例をあげると、夏合宿のテーマ・グループは、図書・音楽CDの再販問題や図書館問題など出版の諸問題の研究、田中真紀子報道の検証、地上波デジタルなど放送制度の検討、少年事件やメディアスクラム、被害者報道など「報道と人権」の考察など、多岐にわたります。 冬の他大学との合同ゼミは、メディアゼミ・フォーラムと称し、立教・服部ゼミと獨協・右崎ゼミと共同で取り組んできたもので、2002年には田島ゼミからは、「監視社会と人権」、「柳美里裁判の新聞報道」の二つの報告が行われました。その一環としてもたれた柳美里裁判のシンポには、作家や弁護士も加わり、活発な議論がなされました。 以上からもわかって頂けると思いますが、ジャーナリズムやメディアが今抱えている「生きた問題」に、現場の記者をはじめゼミの外の人たちとも積極的に交流しつつ、果敢に取り組み、考えていこうというのが私たちのゼミの方向です。そういう熱い思いと旺盛な問題意識・好奇心をもっている人、うちのゼミで是非一緒にやっていきましょう。何かありましたら、3年ゼミ長の松島までどうぞ。 |