ヤング・リポーター・コンペティション(国際赤十字駐日事務所・毎日新聞・早稲田大学ジャーナリズム研共催)に新聞学科生の3作品が入賞しました →《NEW!》表彰式が行われました(4/4)
若い世代が取材した映像ドキュメンタリーや文章記事、写真などからすぐれた報道作品を選ぶ「ヤング・リポーター・コンペティション」で上智大学文学部の学生3人に大賞はじめ各賞が贈られました。
赤十字国際委員会(ICRC)が主催するこの賞は、「多様性と寛容」をテーマした報道作品から選ばれます。
2回目となる今年、「大賞」のICRC 賞は上智大学文学部新聞学科3年生の石川奈津美さん(21)の映像ドキュメンタリー作品「虹の十字架〜ある牧師の物語〜」に贈られました。この作品は、同性愛などのLGBT、性的少数者たちの支援を続けている牧師の生き方を追いかけたものです。
4月3日に行われた石川さんにはトロフィーが授与された他、副賞として近いうちに赤十字が救援活動をしている海外拠点を取材する機会が与えられます。受賞のスピーチで石川さんは「これからも社会的に声を上げにくい人たちの声に耳を傾ける作品を作っていきたい」と抱負を語りました。
今回から新設された日本赤十字社賞に新聞学科3年の石井里歩さん(20)の文章ルポ「生活の『ささくれ』お取りします!」が選ばれました。この作品は一人暮らしの老人にとって生活の困難を取り除いている若者たちの活動を追いかけました。石井さんには日本国内の赤十字の活動拠点を取材する機会が与えられます。
佳作の2つのうち1作品にも新聞学科4年の松本日菜子さん(22)の映像ドキュメンタリー「真夜中のきょうしつ」が選ばれました。この作品は東京・新宿で行われているホームレスの夜回りボランティアを取材するうちに、野宿者の人たちが持つ様々な個性や人生経験に焦点を当てたものです。
今回、入賞した3人はいずれも新聞学科の水島宏明ゼミに所属し、授業で様々な現場を取材して、映像作品や文章作品を完成させる勉強をしています。
石川さんらの作品は赤十字国際委員会の以下のホームページで見ることが可能です。
http://jp.icrc.org/event/yrc2017-results/
ICRCのリン・シュレーダー駐日代表からトロフィーを受け取る石川奈津美さん
大賞の「ICRC賞」のトロフィーを贈られて受賞スピーチをする石川奈津美さん
「日本赤十字社賞」の賞状を贈られて受賞スピーチをする石井里歩さん
「佳作」の賞状を贈られてスピーチする松本日菜子さん
向かって左側から(「佳作」の松本日菜子、「佳作」の早稲田の学生、「大賞」(ICRC賞)の石川奈津美、日本赤十字社賞の石井里歩)