担当教員
奥山 俊宏
ゼミの進め方
「調べて書く」ことに注力する。その対象は世の中の森羅万象。
取材申し込みの手紙を書き、官公庁や企業に電話をかけ、当事者や専門家に会い、現場を踏む。
リサーチを尽くし、資料を集め、証拠化して、それらを表現する。
東京都心を拠点に、全世界をフィールドにする。
授業時間には、アイデアを出し合い、作業の進捗を報告し、リサーチや取材の方法について他の学生や教員の助言を仰ぐ。どんな方法で証拠をそろえ、どのように表現し、どう世の中に出していくかを議論する。
できあがった原稿や写真など成果物をゼミのニュースサイト「Atta!」で公開するのを目指す。
こうした作業の場をひとつのニューズルームと見立てるとすれば、授業時間はいわば企画会議であり、編集会議。
学生は、授業時間外でリサーチや取材、執筆などの作業をこなすことを求められる。リサーチを進め、記録や資料を閲覧しに官公署に出向いたり、現場に出向いたりする。関係者へのインタビューを試みる。草稿を何度も書き直し、推敲を重ねる。それらの作業は授業時間外でおこなう。授業の時間は、それら作業の進捗の報告とそれについての議論、教員からの指導の場であり、作業のほとんどは授業時間外でおこなうことになる。
リサーチや取材のノウハウと度胸、その成果のとりまとめの作法を身につけることを目指す。それらは、ジャーナリストはもちろん、多くの職業人にとって、社会を渡っていくために必要不可欠であろうと思われる。