ボロネジは史上最強のダンジョン!?

ロシア語学科 2年
打越まどか

 初めまして、外国語学部ロシア語学科2年生の打越まどかです。私は交換留学生(一期生)としてこの2月からボロネジ国立大学に来ています。ボロネジはモスクワから飛行機で約1時間半南下したところにある都市です。 

ボロネジの街

ボロネジの街

 ボロネジでは車とバスが人々の足になっています。といっても本数が多いので特に不便なことはありません。大きな街ではないですが中心地には美術館、モール、映画館が揃っています。今の時期気温はマイナス10度前後でもちろん雪景色ですが、晴れの日が多いので過ごしやすいです。

この時期はまだ雪深いですが、晴れる日もあります。

この時期はまだ雪深いですが、晴れる日もあります。

  私は現在大学の寮に住んでいます。ルームメイトはロシア人の学生3人で、なるべくロシア語で会話をするように寮母さんから言われています(そもそも3人中2人はロシア語以外わからない)。部屋は新しいのでとても綺麗で広いです(成績の良い学生しか入居できないと噂されています…)。ただ洗濯機がないので洗濯物は手洗いをしています。 

ボロネジ州立大学の建物

ボロネジ州立大学の建物

 大学の校舎は街のいたるところにあるそうですが、基本的には寮のすぐ近くで行われるロシア語の授業に参加しています。少人数で文法などを復習しながら、実際に話せるように訓練するといったような授業が多いです。日本に関心のある学生や先生方もたくさんいて、5月には通称「コスプレ大会」が催されるそうなのでいつか皆さんにも紹介できたらと思います。

日露協定の一環で日本の一戸建が建ってます

日露協定の一環で日本の一戸建が建ってます

  最近は大学の友人とご飯やイベントに行くようになり、ボロネジでの生活を自分なりに楽しめるようになってきました。しかし来たばかりの頃は慣れない共同生活と手続きに追われ、心身ともに疲弊していた時期もありました。そんな時友人が言った『ダンジョン(迷宮)みたいだよね』という何気ない一言で気の持ちようが変わり、ここで生活を楽しめるようになりました。 

大学の仲間と(左から2人目が筆者)

大学の仲間と(左から2人目が筆者)

 ボロネジでの生活は予期せぬことの連続です。しかしその分温かい人々との出会いがあり、刺激的な毎日を過ごしています。