オンライン留学について

Здравствуйте! (こんにちは!)

ロシア語学科2年の阿部日菜子です。新型コロナウイルスの影響で上智は1年間オンライン授業になりましたね。私は来年春からウラジオストクにある極東連邦大学に留学する予定ですが、この留学も新型コロナウイルスの影響でどうなるかわかりません。

そんな中私は今年の夏、モスクワにあるプーシキン大学の短期留学プログラムに参加してきました。もちろん現地に行くことはできないので、オンラインでの参加です。ここでは私が参加したプーシキン大学のオンライン留学プログラムについて少しご紹介したいと思います。

          プーシキン記念国立ロシア語大学の入り口

プログラムの内容

今回のオンライン留学の実施期間は9月1日~9月24日の約4週間でした。毎週月曜日から金曜日のうち4日間授業をやります。授業は実践ロシア語と発音・イントネーションの2つにわかれていました。発音・イントネーションの授業ではИК1~7について学び、実際に発音の指導を受けます。実践ロシア語では基本の挨拶、意見・提案するときの表現から始まり、音楽・映画など様々なテーマを扱いながらロシア語の演習を進めていきます。チームでロシアのアニメーションの吹き替えに挑戦した回もあって、授業はとても楽しかったです。クラスは12~15人くらいの少人数制で、2人の先生が一日交替で授業を担当してくれました。

 

オンライン留学の良かったところ

渡航費・滞在費が必要ないのでロシアの国費だけで留学できたところ、大学の授業と変わらない気軽さで現地大学の授業を受けられたところが一番良かったなと思いました。隣に誰もいないからこそ遠慮なく声を出して発音したり、辞書を引きまくったり…授業中教室にいるより自由に学習できるのもオンライン留学の良いところだと思います。

 

オンライン留学の悪かったところ

オンライン留学だと時差の問題が出てきます…日付をまたいで授業が続くこともあったので普段12時前に寝ている私には本当に辛かったです。他の参加者からは「ずっと画面を見ているから目がチカチカする」「座りっぱなしで腰が痛くなる」などの声が出ていました。

 

オンライン留学全体の感想ですが、オンライン留学は正直本当に楽しいです。毎日5時間近くロシア語を聞き続けたので、劇的に変わった!とは言えませんがロシア語力も少しは伸びたと思います。

コロナ禍でも語学を楽しめる良い機会だと思うので、もしオンライン留学を検討している人がいたらぜひ参加してみてください。

 

ロシア語学科2年 阿部日菜子