ヴォロネジ留学には魅力がいっぱい!

ロシア語学科3年
小林 紗弓

 こんにちは、ロシア語学科3年の小林紗弓(こばやし・さゆみ)です。

  モスクワから南へ約500㎞、ヴォロネジ国立大学での生活が始まって5ヶ月が経ちました。そんなロシア留学生活の中間地点にいる私の素直な感想は、「留学に来て良かった」です。ここではロシア留学の中で素敵だなと思ったことを紹介します。

 【魅力その1】
  日本にはない祝日やイベントを楽しむことができます。3月8日の国際婦人デーは、道行く人の手に必ず花束が握られていて、夜に行った飲食店はなんとほとんどが女性!後日先生に聞くと、先生も旦那さんに花を貰ってから、友達とレストランへ行ったそうです。3月8日の祝い方を学びました。

私も友人に花とケーキを貰いました。優しさが心に沁みました。 (人形劇場前、触ると願いが叶う犬の銅像にて)

私も友人に花とケーキを貰いました。優しさが心に沁みました。(人形劇場前、触ると願いが叶う犬の銅像にて)

 4月28日は、イースターでした。バディさんの家へ招待してもらいました。 下の写真にある白いピラミッド型のものが、пасха(パスハ)というカッテージチーズのお菓子で、カラフルに飾りつけられたものが、кулич(クリーチ)というパンのようなお菓子です。どちらもイースターならではの食べ物です。ちなみに、卵は玉ねぎの皮で色をつけるそうです。

この後も次々と料理が出てきて、ロシアの客を招く文化を体験しました。止まらない料理の後は、終わりのない談笑を楽しみました。

この後も次々と料理が出てきて、ロシアの客を招く文化を体験しました。止まらない料理の後は、終わりのない談笑を楽しみました。

【魅力その2】
 これはヴォロネジ大学の魅力ですが、授業の充実です。文法、会話など基礎はもちろん、ヴォロネジの文化、ロシア音楽などなど、様々な授業が留学生のために準備されています。私のお気に入りは、「ロシア文学」と「ロシア語の動詞」です。ロシアに来て、ロシア人の先生にロシア語で教えてもらえるからこそ、わかったことがたくさんあり、毎回授業に行くのが楽しかったです。

私のクラスメイトです。ドイツ、オーストリア、フランス、アメリカ、トルコ、ギリシャ、様々な国から集まっています。

私のクラスメイトです。ドイツ、オーストリア、フランス、アメリカ、トルコ、ギリシャ、様々な国から集まっています。

【魅力その3】
 私は、ロシアを列車で旅するのが大好きです!キーワードは「急がない」。ヴォロネジからモスクワまでは6時間ほどで到着する列車も通っていますが、主流は、寝台列車です。乗車後はそれぞれ食事したり会話を楽しんだりしてゆっくり過ごし、電気が消えると静かに眠りにつきます。長い時間を列車で過ごすので、席が隣あった人と自然に会話がうまれることも多くあります。チケットは基本的に飛行機より安く、インターネットで簡単に入手できます。

ヴォロネジのターミナル駅です。前期はモスクワ、カザン、エカテリンブルク、ヴォルゴグラード、ロストフなどへ旅行しました。旅の始まりと終わりはいつもここです。

ヴォロネジのターミナル駅です。前期はモスクワ、カザン、エカテリンブルク、ヴォルゴグラード、ロストフなどへ旅行しました。旅の始まりと終わりはいつもここです。

【魅力その4】
 バレエやオペラなどに気軽に行くことができます。特にヴォロネジでは劇場のチケットはかなり安く入手できるため、私はバレエ、オペラ、オーケストラのコンサートに行けるだけ行きました。例えばバレエなら、500ルーブル払えば2階席で観ることができるのでお手頃です。大都市の有名劇場も憧れますが、地方都市で様々な演目を試してみるのもありだと思います。

 他にも魅力はたくさんあります。日本からの留学生は私一人で、困ることもたくさんありますが、ロシア人の優しさにいつも救われています。私の留学生活も残り半年になりました。時間を大切に過ごしていきたいと思います。