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“あたたかい” に溢れたポルトガル留学

こんにちは。私は2021年9月から約1年間ポルト大学で交換留学をしていました。せっかく勉強しているのならブラジル・ポルトガル両方のポルトガル語を習得したいと思い、多くの人が行くブラジルではなくポルトガルを選びました。

今回の留学は私にとって初めての海外での長期滞在だったので、どのように物事が進むか全く想像がつかず、また、コロナの影響でアジアンヘイトがないかなど、初めは少し緊張していました。しかしそんな心配事も杞憂にすぎず、現地ではたくさんの人に恵まれました。ポルトガル人はもちろんのこと、他の国から私たちと同じようにポルトガルに留学をしている人たち、留学をしなければ出会えなかった日本人の方々など、出会う人々全員が温かく、親切な人ばかりでした。彼らの様々な考えや価値観・バックグラウンドを知る事で視野が広がり、それに伴って自分の考えにも変化が生じました。

大学では、現地生に混ざって学部開講の授業を受けていました。ポルトガル語の上達をなかなか感じることができないことがもどかしく、授業に行くのが嫌になってしまう時期もありました。しかし、帰国が近づくにつれてネイティブの子たちから上手になったねと言われる機会が増え、また、自分自身でも会話力がついた事を実感し、留学生活を終えることができました。

帰国してからは学習に対するモチベーションがさらに上がっており、出来るだけ身につけた能力を維持するためにポッドキャストを聞いたり、オールポルトガル語の授業を多く取ることで、言語に触れる環境を自分で作るようにしたりしています。最近はなんと、ポルトガルから日本に来た子と友達になることができました。

ポルトという街自体もとても綺麗でした。人々の生活が穏やかで雰囲気もゆったりとしており、ご飯も日本人の口に合いやすいと言われている通りとても美味しかったです。景色もいつ見ても飽きず、毎回同じ光景なのに見とれてしまうほど美しく、サンセットを見に授業終わりにみんなでお出かけをしたり、寮の屋上から見たりしていました。

留学したのは10ヶ月と、長そうでとても短かったですが、確実に自分の人生の中で一番濃く、学びの多い期間になりました。出国前の手続きから波乱ばかりで常に楽しいことばかりではありませんでしたが、同じ交換留学に行った仲間、現地でできた友達など多くの人に支えてもらい、こうして無事帰ってくることができました。

帰国直後からポルトに戻りたい気持ちばかりが募っていますが笑、再び訪れる事ができる日を楽しみに、これからも頑張っていきたいと思います。

2021年ポルト大学に留学 R.F.

 

お気に入りの場所のうちの一つ。ここから見るサンセットは毎回言葉では表せないほど綺 麗で、日々の疲れから解放してくれました。初日の出もここから見ました。

 

ポルトガルのビーチはどこも綺麗で、バスで20分程度で行く事ができます。みんなでピクニックをしたり、日向ぼっこをしたりするのが定番でした。

 

クリスマスはポルトガル人の友達の家に招待してもらい、その家族と一緒に過ごしました。ポルトガルならではの過ごし方を体験することができ、いい経験になりました。

 

寮で仲良くなった友達と一緒にリスボンへ旅行しました。ポルトガル人だけでなく、世界各国に交友関係を築くことができたのは自分の中でとても大きな財産となりました。