息つく間なく生きていくドイツライフ

渡辺菜月

Servus!こんにちは、ドイツのバイロイト大学にて在外履修中…ではなく在外履修後のドイツ語学科二年生渡辺菜月です。すでに日本に帰国しました。寂しさを感じつつも、無事留学生活を終えたことに安心しています。こちらでは、都市バイロイトの簡単な紹介、ドイツでの生活、留学中の大失敗を語らせていただきます。

早速、簡単にバイロイトの都市を紹介させていただきます。バイロイトは、バイエルン州の北部に位置していて、クラッシック音楽やオペラで有名な都市です。小都市でありながら観光名所がいくつかあり、街並みもかわいらしく日々ゆったり過ごしたい人にはおすすめの都市です!街の中央へは大学から30分ほど歩きもしくはバスで10分程で行けます。そこへ行けば大抵のものは買えます。商業複合施設や映画館、かわいいカフェやスケート場等、友達と行くのにもってこいです。ただ、ドイツの都市の中で2番目に寒い都市といわれるほど寒いです。少しでも温かいところに行きたいという方にはあまりお勧めできないかもしれません。

バイロイト市各地に点在するワーグナー像、探してみてください!

次に、ドイツでの暮らしを書かせていただきます。新型コロナウイルスによって多少不便を感じつつも、制限下の中で十分に満喫させていただいた半年間でした。平日は授業、友達と食事や買い物、ボランティアで開催されるお昼ご飯会に参加して、他の学生と交流しながらご飯をいただけるありがたいものに参加させていただいていました。休日は、大学で行われるハイキング等のイベントに参加、友達と他都市へ遠出、友達の家で料理作りなど、周囲の人のお陰で最後まで退屈することはありませんでした。日本では、大学の授業、家、バイトの主に3ルーティーンだった自分が、ドイツでこんなに活動的になれるとは思いませんでした。後悔の一つとしては、せっかく自分専用のキッチンがあるにも関わらず自炊を両手で数えるほどしかしなかったことです。恩恵を授かることが多かったので、自分も料理ができるようにならなくてはと思いつつも、冷蔵庫を開くと、マヨネーズとバター、牛乳、インスタントコーヒーという並びが大抵でした。

最後に、ドイツで私がやらかしてしまった大失敗を話させていただきます。合わせて3回程大失敗だ、といえるものがあるのですが長くなるので一つだけにさせていただきます。旅先で携帯を紛失したことです。留学でまさか携帯を無くす奴がいるのだろうかと思うでしょうが、私でした。笑い話兼反面教師にと思い、書かせていただきます。どのような経緯か、他でもない私の不注意ですので省かせていただきます。忠告は、大事なものは肌身離さず大事に扱いましょうという基本事項だけです。紛失時はバイロイトから離れた都市にいたので、帰れるか不安でした。不幸中の幸い、昔使っていた古いスマホがあったのでそちらを利用、加えて優しいお友達、紙媒体のワクチンパスポート、お金、これらが揃い帰ることが出来ました😊帰れたはいいものの、せっかくドイツで手に入れた電話番号もなければドイツでのオンラインバンクも使用不可、連絡手段は限られ、Wifiが常に必須となった私ですが、一か月後にはほぼ解決しています。携帯を無くしたという方は、とりあえず連絡が出来る環境へ、そして何をすればいいかこのブログではなく、他のブログで調べて下さい。自分の場合、日本で使っていたSIMカードをドイツに持ってきていて家に保管していたことも大変役に立ちました。一番困ったSIMカードの再発行ですが、一番良い手段はやはり、直接行くことです。当時コロナ禍なので店舗ではなく、オンラインのみで解決しようとバディに手伝ってもらいましたが、電話、メール、再発行手続きの手紙を出しても、解決しませんでした。音沙汰なく2週間程過ごした後、勇気を出し一人で直接店舗に行ったところ、2日後に無料で元の携帯電話番号がつかえるSIMカードを手に入れることが出来ました。もうここからは失ったものを取り戻す、単純な作業でした。返ってこないものが沢山ですので、そもそも紛失しないことが一番です。皆さんも注意して下さい。

長くなりましたが、総じてこの半年間は自分の成長のためにとても重要なものになりました。どう進んでも、転んでも、全てが自分の成長の糧になります。これから留学する皆さんが素晴らしい留学が出来ることを祈っています!

どこかの教会の塔へ上る最中。半年間で5つほどは登った気がします!ゴールは絶景なので、ぜひ!