夏休みの過ごし方

伊藤聖理栄

どうもこんにちは、ドイツ語学科3年の伊藤聖理栄です。僕はいま一般留学の制度を利用してテュービンゲン大学に留学しています。ドイツではあっという間の夏が終わり、最近では少し肌寒さすら感じる季節になってきました。それでも薄着が大好きなドイツ人たちはまだ半そでを着続けています。そういえば5月くらいから半そでだったしきっと短い夏を少しでも感じていたいんだね…、なんてくだらないことを考えながら今日も僕は長そでのシャツを着て生きています。

さて、よく日本では大学生の夏休みが長いといわれますが、留学生の夏休みはもっと長いです。人や大学によって多少長さは前後しますがだいたい3か月くらいと思ってください。3か月もなにすればいいんだよ…って僕みたいになる人を今後増やさないために夏休みの主な過ごし方を紹介したいと思います。

① 旅行する
みんな旅行します。回数や頻度は違っても最低、一人につき2回くらいは旅行してると思います。当たり前のことですが、ヨーロッパの国々に旅行するのに日本から行くよりもドイツから行くほうが安いです。以前はアムステルダムとか聞いても遠い異国のことってイメージしかありませんでしたが、実際行きました、アムステルダム。長野行くみたいな感覚でした。しかも学科の友達と遭遇しました世界狭いです。しかし、簡単にヨーロッパといっても様々な国があり、そして一つの国の中でも様々な地域があります。もちろんすべての国や地域に行けるわけではないので、自分がどこに行きたいのか、どんなことがしたいのかを事前にしっかりと考えておくことをおすすめします。

② サマーコース
大学や語学学校は夏休みにサマーコースを開設しているところが多いです。事前の申し込みが必要なので、しっかり調べておくことが大切です。期間はだいたい1か月くらいで受講にはお金がかかります。だいたい語学学校主催のものより、大学のもののほうが料金は安いです。夏休みは授業がないうえ、他国に旅行したいたりすると必然的にドイツ語に触れる機会が減ってしまいます。その補てん的な意味合いでサマーコースを受講することはとても有効だと思います。また、様々な国の人たちが来るので努力次第では国際色豊かな友人関係も築けるかもしれません。もちろん全員がサマーコースを受けているわけではありません。現に僕はサマーコースを受けずにその分のお金を旅行にまわしました。おかげでひどく退屈なひと月を過ごしましたが、ドイツでもYoutubeが見れたので大丈夫です。無事乗り切りました。サマーコースを受けても旅行に行く時間、ほかのことをする時間もたくさんあるので旅行するかどうかみたいな二択ではありません。お財布、自分のやる気と相談して決めてください。

③ 日本に帰る
夏休みは長いので日本に帰るのもアリです。僕も飛行機で片道2時間くらいで値段も3万円くらいだったら帰りたかったです。

長い夏休みをどう過ごすのかはその人次第ですが、バイトや課題に縛られず自由な時間を過ごせるのは本当に貴重なことだと思います。僕も唯一テュービンゲンに残ってる友達(ほとんどのドイツ人は長期休暇中、実家に帰ってしまいます)と日本の文化であるHENTAIについて真剣に議論したり、ギリシャで初対面のマッチョ相手にANIMEの話で盛り上がったり楽しく過ごしています。夏休み、有意義に過ごしましょう。

s-ito