伸び代しかないってワクワク

増野優花

みなさん、こんにちは。ドイツ語学科2年の増野優花です。私は現在ベルリン自由大学に留学中で、そろそろ2ヶ月目に突入しようとしています。

大学では授業も始まり、いよいよ留学生活がスタートしたな、という実感も湧いてきました。「留学」において1番不安に思うのはやはり言語ではないでしょうか。私も早速言語の壁にぶつかっています。渡独してから1ヶ月半が過ぎますが、実はドイツ語を積極的に使い出したのはここ数週間前からです。ドイツ、特にベルリンでは英語が普通に通じます。それに甘んじていたのと、ドイツ語で話しかけてもその返答を聞き取れる自信がない…。そんな自信のなさから、英語に逃げていました。

しかし、せっかくドイツに来てドイツ語を学びに来たのにこれでは意味がない!そう強く思わせてくれたきっかけとなったのは、大学の日本語学科に通うドイツ人でした。彼らは決して日本語が流暢という訳ではないですが、それでもとにかく喋ります。何かを伝えようというその姿勢に私はとても感化され、私もとにかくドイツ語を使って何でも話してみよう、というスイッチをようやく入れることができました。私は彼らに、タンデムパートナーになってほしいと直接交渉をして、今は毎週メンザ(食堂)で会話練習をしてもらっています。自分の思いがうまく伝わらないことは多々ありますが、ドイツ人と意見交換をすることは興味深く、学ぶことが沢山あって毎回いい刺激をもらっています。

タンデムパートナーとメンザにて

ドイツ語の授業でも他の留学生は本当によく発言するので、私はその会話に付いていくのに必死です。でも決して受け身にはなりたくないので、授業中はとにかく発言できそうなことはどんな些細なことでも全て発言するように心掛けています。「周りより出来ない」とマイナスに考えるよりかは「伸び代しかないな自分」と前向きに考えることで、多少の失敗なんてどうでもいいや、と気が楽になり、授業も積極的に参加できるようになりました。自分のドイツ語レベルがあと4ヶ月でどれだけ伸びるか期待してみようと思います。

そして最近の個人的ニュースは、日本料理レストランのバイトに受かって、11月からバイトを始めることです。ドイツでバイトなんて中々できないことだし、なんだかカッコいいじゃん!ってノリで申し込んだので、今になって少しビビってますが、何事も経験だと思って楽しみながらやっていこうと思います。

 

ここまで個人的な話をしてしまいましたが、1ヶ月半ベルリンで過ごしてみて感じていることは、「ドイツ楽しい!ベルリン最高!」です。住民登録やビザ申請、銀行開設等々でスムーズに行かないことももちろん山ほどあります。郵便物が届かなかったり、申請を中々通してもらえなくて何度もオフィスに行ったり。。。でもこういうことが起こるのはもはや当たり前のことだよなと割り切っちゃえば楽でした。面倒なことが1つ終わる度に、「1人でできた!!自分偉い!!」と自分を褒めて、その都度達成感に浸って乗り越えました。日本にいる時から色々な人から脅されてきましたが、私はベルリンに対して悪い印象を持っていません。確かに変な人や冷たい人もいますが、優しい人も沢山います。ベルリンという街はドイツの政治や歴史に多く触れられる興味深い街で、また、毎日のようにどこかで何かしらのイベントが開催されていたり、色んなお店があったり、電車や道のそこら中で演奏会が行われていたりと、日々の生活に飽きることがない魅力的な街です。(もちろんそれなりの用心をもって出歩くのは前提ですが笑)

光の祭典「Festival of Lights」 でのブランデンブルク門

そんなベルリンで残り4ヶ月、勉強もバイトも遊びも全て充実させてみせるぞ!とやる気十分です。在外履修の期間は半年しかないので、その間に出来ることは何でも行動に移して挑戦してみようと思います。

ドイツ語学科の友達とミュンヘンに集合してオクトーバーフェストへ

最後まで読んで頂き有難う御座いました。