わたしが留学で得たもの

みなさんこんにちは。夏学期までフライブルク大学に留学している磯貝理津子です。
わたしが留学で1番得られたことは自分のことを考える時間でした。そのことを中心にお話しします。

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朝のフライブルク大聖堂

まずはじめに、自分の将来、長所、短所、考え方、人との関わり方などですが、留学前までは時間がなかったり、そこまで考える意欲がなかったりしていました。

そしてドイツにいると、学業と自分1人の生活のことを考える機会が増えますが、日本でする一人暮らしとの違いは自分が外国人としてどういう存在なのかを加えて考えざるを得ないことです。

これらは結局考えても答えは出ません。そしてきっと正解もないでしょう。しかし、これらのことを深く考える機会が自分にとって価値のあったことだと考えます。

次に、自分が何か問題を抱えた時のことを話します。
日本にいると何か問題が発生する時に、頭の中でこうすればどうにかなると、なんとなく解決までの構図が浮かんでくると思います。
自分がここに行けばいい、またはこうやって対処しよう謝罪しよう、などです。
でもそれは全て日本人に対してだからどうにかなることです。そのような構図が頭に浮かんでも海外では全く価値観が違いますから、楽に通じるわけがないのです。日本で描いた解決までの糸口を、熱くなって猪突猛進になり実行しても空回りするだけだし、自分の意思を伝えることや相手の意思を汲み取るまでが大変です。
自分の意思を自分の言葉で話しても、そもそも自分のドイツ語が伝わらないというのもありますが、どうしてそういう意思になるのかすら外国人には理解できないという時もありますし、理解できなかったら相手には意味のわからない外国人が喚いているという風にしか見えないかもしれません。
ですからわたしは何か問題があると常に冷静になることを心がけました。「別に死ぬわけじゃない、早く解決したい気持ちもあるけれど、時間の制限も特にないのならゆっくりこなせばいいんじゃないか」というスタンスでいるようにしました。
また具体的な例ですが、問題が起きて外国人としてコミュニケーションを取らなくてはいけない時、電話でのやり取りは何回かやったものの大変でしたので、時間があれば、メールや手紙でどうにかやり取りをするようにしていました。 この方法や先述した考え方も、自分の性格に合ったものを見つけ出した結果ですし、自分自身の言動を振り返り、細かいことを思い出したりして解決に至らなくてはいけないこともありました。ですから、自分の性質や自分のことを振り返る時間の大切さにつながることです。
この時間を取れたことは、留学して良かったと思う大きな理由の1つです。

私自身何か変われたのかと自分に問いかけてみても、とりわけ何が変わったかとは言えないです。しかし、自分が一年しっかり自力で生きてなんとかやってこれたという事実から、少しだけ自分に自信はつきました。
留学する機会を与えてくださった方や、交換留学として期間を半年伸ばそうか悩んでいた時に背中を押してくれた方に、感謝しています。
ドイツにいる大切な方々と、いつまでも心の中でつながっているとそう信じたらまた強くなれそうです。

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夜のフライブルク大聖堂

帰国したらまた新しい日々が待っています。
自分のためにも人のためにも精一杯生きていけるように頑張ります。

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