VOL.2
2008年卒業
森・濵田松本法律事務所 秘書
川上 惠子さん

ドイツ語と論理的思考

現在はどこで、どのようなお仕事をなさっていますか。

法律事務所で弁護士の業務をサポートする秘書をしています。
弁護士のスケジュール管理、電話応対、請求書・資料の作成、文章の校正・翻訳、書類のプリントアウト、ファイリングなど担当する弁護士によって異なりますが業務範囲は多岐にわたります。

ドイツ語学科で学んでよかったと思うことは何ですか。

外国語学部の他の学科でも通じる事だと思いますが、新しい言語を学ぶことによって新たな価値観・世界観にも触れられ、価値観の多様化と他者を受け入れられる人間によりなれたと思います。
また、論理的思考力を培う事が出来ました。論理的思考力と言うと堅すぎますが(笑)、ドイツ語は文法のルールが秩序立っていて構造が極めて厳密なのですが、文章の中身も論理的で無いとドイツ人の教授陣は納得してくださりません。文法上間違いが無いのに中身が論理的でないのでダメと仰ることに学生だった当時は驚いた記憶がありますが、どの言語に関わらずコミュニケーションにおいて他者を納得させる或いは他者に理解してもらうためには欠かせないものだと気づかせてくれたのがドイツ語の授業でした。
現在仕事をしている上でも、その思考力は色んな場面において活かされていると思います。

在学中に一番印象に残っている体験は何ですか。

大学一年生の春に行った短期留学です。大学に入ってから初めて学んだドイツ語が実際どのくらい通じるのか確かめたくチュービンゲンというドイツ南西部にある都市でホームステイをしながら語学学校に通いました。英語が苦手なホストマザーとはドイツ語でしか必然的にコミュニケーションが出来ず、悪戦苦闘した思い出がありますがその分だけ身についたと自負しています。
新しい学科の制度では必ずドイツに留学出来ると伺い羨ましい限りですが、ぜひ本場を存分に味わってきてください!

なぜ、現在の職場を選んだのですか?

応募資格に英語力が必須でTOEICの点数も記載されており得意の語学を活かせる環境であること、面接での弁護士の先生方や説明会での先輩方の雰囲気が自分に合っていると感じたことや、結婚後や出産後も働き続けている方が多く、長く勤められる職場であるということを理由に選ばせて頂きました。

メッセージ 

ドイツ語自体は堅い言語ではありますが、授業でチョコレートを配ってくださる先生や日本人よりサッカーのJ2に詳しい先生など気さくな方が多く、先生と学生との距離が近い学科ですのでとても良い環境で学ぶことが出来ると思います。ドイツ語学科、おすすめです!!就職/卒業生の声(pic)