春がやってきました !!

宮本 馨

 現在ブザンソンの大学付属の語学センター(CLA)に一般留学しています。

 ブザンソンはフランス東側、スイスにとても近いところにあります。とても寒いです。12月〜1月はほぼ氷点下でしたが、最近になって暖かくなり、冬は家にいた人々も羽を伸ばすかのようにカフェのテラスや川辺でおしゃべりを楽しんでいます。


 

ドゥー川のほとりでお散歩。まだ半袖で過ごすには寒すぎます

 

 ブザンソンにあるCLAはブザンソンを選んだ理由は自分の希望にぴったり当てはまったからです。すでに高校で1年間のフランス留学をしていたので、ある程度フランス文化を体験していました。今回の留学は前回のこともふまえて、なるべく日本人の少ないところ、教育の質が高いところ、地方であること、の3点にこだわって留学先を選びました。

 私は留学を決めたのが留学する年の4月だったため大急ぎで書類準備を始めました。ビザの取得やパスポートの更新などのために取得しなければならない書類が沢山あり、そこが一番大変でした。

 噂に違わず、授業は厳しく課題も大量に出ます。一度提出したら終わりではなく、何度も再提出しなくてはなりません。毎回文法書や辞書を引っ張り出しては日々格闘しています。授業では自分のフランス語のできなさに打ちのめされることもしばしば。そんな時はクラスメイトと励ましあって頑張っています。

 教師陣は海外でも教鞭をとってきたフランス語のプロですので、「CLAの学生のほうが大学の学生より正しいフランス語を話す」とおっしゃる先生もいるくらい環境は整っています。

商業フランス語のクラスメイト。アメリカ、中国、韓国、メキシコ、ロシアなど本当に多国籍です。

 

 CLAではレベルによって授業の選択肢が変わります。必修の会話と購読(大学の総合フランス語に相当)に加え、文学、言語学、経済の中から専門を1つ選び、さらにオプション授業くわえ週17時間まで授業を選択することができます。私は商業フランス語とフランス経済、研修という授業を選択しました。商業フランス語の授業ではフランス語を学ぶだけでなく、実際に自分で企業にアポイントをとって会談をするなど実践的なこともやります。

 

 特殊な授業といえば、学外での研修ができる授業があります。3ヶ月間地元の学校や非営利団体で研修を行い、最後にレポート(20ページ以上!)を提出します。ツーリストオフィスや美術館、地元の高校など選択肢は様々です。私はレストランサービスと生活支援の専門高校で研修をしています。理論と実技の授業が半分ずつあり、料理と給仕の生徒たちは実際に高校内にあるレストランでお客さんを相手に実践的な授業を行っています。高校生たちはかなり賑やかで、日本の高校とはまた違っていて大変面白いです。小さな町の高校でありながら日本に興味を持っている生徒も少なくなく、日本への関心の高さを感じます。CLAの生徒は多国籍ですが、研修先はほぼ母語話者だけなので、とてもいい鍛錬の場所です。

 語学に魔法はありません。留学もそうです。フランス語にしろ英語にしろ日々の積み重ねの結果が成果になっていくのだと実感させられます。