グルノーブル政治学院(フランス)

Report no.1: Sakurai

小さい頃海外に暮らしていたこともあり、どうしてもまた海外に行きたい!と思っていました。「言語を身に付けるには、現地に身を置くのが一番!」というのもあり、入学前から留学するのは決めていました。

私は現在、フランスの南東にある、グルノーブルのSciencesPo(別名IEPGまたはグルノーブル政治学院)に一年間交換留学しています。3年の秋学期、4年の春学期に相当する期間です。

留学前半だけでも、日本では経験できないような本当に様々な体験をすることができました。まず授業では、半分しか(先生によっては3分の1ぐらいの時も)分からない中でどうやっていくか、苦労の連続でした。特にゼミでは毎週クラスメイトのプレゼンが中心なのですが、とにかく話し方が早くてついていけませんでした。
でも同じクラスのフランス人にお願いして毎回ノートを見せてもらったり(皆優しい!)、国際交流サークルの人が前年のノートをサイトにアップしてくれたり、いろいろな人の助けを借りて何とか乗り切れました。

フランス人を前にする初めてのプレゼン(“Histoire de mentalité(心性史)”というゼミで陰謀説について発表することになっています)にむけて必死に文献を読んだこともありました。でもフランス人との共同作業なので、どうやって調べるかから始まり、フランス独特のプレゼンの仕方を教わりました。パートナーとは仲良くなり、家でのsoirée(パーティ)に誘ってもらうこともありました。また、山に囲まれた街であるグルノーブルならではのスポーツの授業も私のお気に入りでした。一学期はマウンテンバイクやロッククライミング、二学期は主にスノーボードをやりました。

フランス人だけでなく、一緒に留学している他の国からの留学生との関わりも多く、様々な生活様式だけでなく、同じ問題に対する異なった考え方や意見に触れることができ、毎日刺激をもらいました。とにかく毎日が新鮮だったので、ここに全て書ききれないのですが、留学は、語学力向上という点でも、その他得難い経験をすることができるという点でも、する価値があると思います。迷っている方も、ぜひ思い切って留学してみて下さい!