上智大学外国語学部英語学科 2020年度新入生向けよくある質問 FAQ

上智大学外国語学部英語学科

2020年度新入生向け よくある質問 FAQ

文責:東郷公德

<授業について>

質問1 英語で行うものと日本語のものはどのくらいの割合ですか?

回答:英語学科の開講科目や英語学科の教員が開講している研究コース科目の大部分は英語で行われています。履修要覧の科目リストをご覧下さい。科目のタイトルが英語で書かれているものは、英語で行われている授業です。

全学共通科目や他学部他学科の授業の多くは、日本語で開講されています。

国際教養学部(FLA)の授業は全て英語で行われていますが、それらの授業が取りたい場合は、指定されている履修要件を満たしていることが必要になります。

質問2 自分は帰国子女ではなく英語を話したり聴いたりすることに慣れていないので、授業についていけるのか心配です。大丈夫でしょうか?

回答:海外体験がない学生もスムーズに授業に馴染むことが出来るようにリスニング力に基づいたクラス分けを行なっています。英語の授業に慣れていない人は春学期がいちばん大変かも知れません。授業が始まる前から、春学期、そして夏休みの間に継続して、教室外でも出来るだけ沢山英語を聴くように心がけていれば、秋学期には問題なく聴き取れるようになれます。ポイントは、聞き流す(“hear”)のではなく、しっかりと集中して聴くこと(“listen”)です。全てわからなくても、要所要所を聴き取れるよう心がけるといいでしょう。話す力を伸ばすのは、もう少し時間がかかることが多いです。思うように話せないことに委縮しないで、伝えたいことをどうしたら伝えられるかに集中することが大切です。これまでの英語学習と使用経験に関わらず、「ネイティブ並み」を目指さない方が良いでしょう。我々が目指すべきは、日本語でも英語でも薄っぺらい内容をただ「ペラペラ」と話せる人間ではなく、幅広い教養を身に付けた知性のあるバイリンガル・マルチリンガルの人材となることです。

<留学について>

質問3 留学に必要なTOEFLのスコアはどれくらいですか?

回答:大学によってかなりのばらつきがあります。基準が高いところではiBTで100点以上が必要なところもあります。いちばん低いところで60点です。TOEFL iBTで80点以上取ると、留学先大学の選択肢がかなり広くなります。英語を使った留学が出来る協定校と、それぞれに必要なTOEFL iBT などの点数の一覧表を下記に添付しますので、参考にして下さい

⇒ 英語圏交換留学要件

学内選考は、①GPA(成績の平均値)②TOEFL iBTの点数 ③面接の結果 の総合的な評価で行われます。GPAが2.8以上が出願資格です。

質問4 GPAとは何ですか?

GPA はGrade Point Averageの略で、日本語にすれば「成績平均値」です。成績のAを4点、Bを3点、Cを2点、Dを1点、Fを0点とし、単位数を考慮して平均を出します。満点(いわゆるオールA)は4.0になります。計算式は下記の通りです。

(4×Aの修得単位数 + 3×Bの修得単位数 + 2×Cの修得単位数 + 1×Dの修得単位数)
÷
(履修登録科目の総単位数<W,N,P,Xは除く>)

*Wは履修中止、Nは認定科目、Pは合格、Xは不合格。これらの成績が付いた科目は計算に入れません。

質問5 入学後から留学に行き着くまでの流れを教えて下さい。

回答:もともと留学は3年の秋学期から4年の春学期に掛けて出かける人が多かったのですが、最近は、就職活動と被るのを避けて、2年の秋から出発したり、半年(1学期)だけに短くする人も多くなっています。オーストラリアなどは2月に出発です。留学の選考は出発時期よりも約半年から1年前に行われますので、いつ留学したいかを考えて、そこから逆算して計画を立てることが必要です。例えば、3年次の秋から北米留学を考えている場合は、2年次の秋に留学選考が行われます。そうすると、2年次の春学期までの学業成績とそれまでに取得したTOEFLの点数が選考の評価対象となります。

 交換留学を希望する場合はGPA を下げないように気を付けることが必要です。ただ、留学だけが目的になって、高い成績が取りやすい、評価の甘い授業ばかり探して受講することはお勧めしません。それでは大学でするべき勉強をしっかり出来ないことになって仕舞い、充実した勉強をすることを妨げてしまいます。あくまでも勉学の意義と目的を忘れずに、バランスを失わないようにすることが大切です。

 現在、上智大学から交換留学が出来る協定校は世界中に300校以上あります。英語圏に限らず、様々な可能性があるので、どこに留学するのか、自分で良く調べて、考えて決めて欲しいと思います。学部留学の意義・目的には、英語力を伸ばすことや異文化体験をすることに限らず、「冒険」、「苦難を乗り越える経験」、「自分の知らない自分を見つける」ということがあります。そのため、他の人と歩調を合わせようと考えるのではなく、自分らしい留学のあり方を探す気持ちを持つといいでしょう。

<クラス分けについて>

質問6 クラス分けはどのように行なわれるのですか?

回答:TEAPの Listening の試験の点数によって、クラス分けを行います。試験の実施に関する詳しい情報や結果の発表方法については別途お伝えします。

質問7 クラスはどのようなレベル分けになっていますか?

回答:上記、プレイスメント・テストのリスニング試験の結果で、新入生を3つのレベルに分けます。クラスはA から H の8クラスです。レベルはA/B  C/D  E/F/G/H の3つです。AとB、CとD、EとFとGとHはそれぞれ同じレベルです。リスニングの結果で分けるので、必然的に上のレベルのクラスほど英語圏での生活体験が長い学生の割合が高くなります。このクラスで1~2年の間の必修クラスを受講します。ひとクラス大体23~25名くらいです。あくまでもリスニング力に基づいたクラス分けですので、A/Bクラスの学生が全て総合的な英語力が優れている訳ではないし、E/F/G/Hクラスの学生が総合的な英語力で必ずしも劣っているという訳ではありません。また大学で学ぶべきこと、身に付けるべき力は英語力だけでもありません。他にも重要な能力として、柔軟な思考力、判断力、協調性、幅広い知識など多々あり、これらも英語運用能力と同時に伸ばしていくことが大事です。その点を充分理解した上で、各自に割り当てられたクラスでの勉強に取り組んで下さい。

<学校生活>

質問8 勉強とサークルやアルバイトとの両立は難しいですか?

回答:この質問に対する答えは、自分でどのようにバランスを取るか(取れるか)、時間をどこまで上手く使えるか、どれだけの体力があるか、といった条件で変わります。学生生活の送り方は人によって様々です。大学の勉強も大変でありつつも、いちばん忙しいサークルに入り、さらに兼部もしていて、アルバイトもしている、といった学生もいれば、授業だけで精一杯でサークルもバイトもしないという学生もいます。大学時代は大学の勉強だけでなく、他の様々なことにも積極的にかかわって自分の世界を広げる機会がたくさんあります。自分にあった勉強と他活動のバランスを見つけていってください。自分の得手不得手を発見したり、これまでに知らなかった新たな自分を発掘することができるのも、大学生活の醍醐味です。

質問9 サークルはどのようなものがありますか?

回答:これは上智大学の公式サイトにある情報を見て下さい。

公式サイト⇒キャンパスライフ⇒(右側の)課外活動⇒課外活動団体一覧

⇒ 2019大学公式HP_団体一覧.pdf (1.01 MB)