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工場見学会

 

1月24日(土)、私が担当している演習(ゼミ)と「ラ米経済特論B」合同で「工場見学会」を開きました(「ラ米」というのは「ラテンアメリカ」の略称です)。演習では各自の研究プロジェクトにしたがって「学び」を進めてもらっています。また「ラ米経済特論B」では、ラテンアメリカの経済学者が「経済発展」をどのようなものとして捉えてきたのか、何人かの研究者が実際に書いた文献を各自読み、それを基に授業で議論を重ねて理解を深めるということをやってきました。文献も日本語だけでなく、英語、スペイン語のものも使いましたので、受講生の諸君には少々きつい科目だったと思うのですが、みんなよく頑張ってここまで食らいついてきてくれました。

文献を読むことももちろん大事なことですが、「経済」は人間が動かしているものです。ですので、その仕組みを理解するには「現場」を体感することも重要だと考えています。10月の台風とメキシコ出張で休講になってしまった分の補講としてこれを企画したのには、このような理由がありました。

お邪魔したのは、大田区にあるヤマト運輸の羽田クロノゲートです。主に宅急便の荷物の仕分けが行なわれているところなので、厳密には「工場」とは言えないと思われるかも知れませんが、とてつもなく大きな施設には、単なる荷物の仕分けに留まらない、「物流」と「工場」と「サービス」が有機的に組み合わせられた、さまざまな機能が詰まっているようでした。ここでその機能について詳細に書くことはできませんが、もし関心を持たれたらぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。普段はなかなか気がつきにくいさまざまな仕事に私たちの生活が支えられていることを、まさに「体感」することができると思います。

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