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担当教員紹介

准教授

丸井雅子 (まるい・まさこ)

[専門地域] 東南アジア、とくにカンボジア
[専門分野] 考古学、東南アジアの文化遺産研究
[担当科目] ■2014年度
東南アジア考古学、アジア文化遺産研究、特講(文化財保存と国際協力)、演習(アジア研究A)1 2、卒業論文・卒業研究I II


■全学共通科目・外国語科目
東南アジア史入門U

[プロフィール] カンボジアで好きなものを4つ挙げるとするならば、干物、マンゴー(酸っぱくても、甘くても可)、ココナツミルクのカレー(鶏肉入り)、バナナの葉で巻いたチマキ(豆と豚肉入り)です。それぞれの食べ物には、カンボジア滞在中のたくさんの思い出が詰まっています。
さて、専門は考古学、特に東南アジア、とりわけカンボジアを中心とした地域の調査と研究を進めています。また考古学を取り巻く現代社会における様々な問題にも関心があります。私の研究領域を簡単なキーワードで表すならば、即ち考古学、文化財、文化遺産、の3つが挙げられるでしょう。そしてこのような学問分野もしくは概念を通じて、東南アジアという地域を理解することを目指しています。 学部で担当する科目は歴史、考古学、文化遺産に関する講義です。私の研究者としての基礎は、東南アジア考古学にあり、そしてフィールドワークの経験はカンボジアにあります。遺跡や世界遺産、あるいはカンボジアそのものに興味を持っている、そういった人が、授業を履修したことをきっかけとして、地域を理解する自分自身の眼差しと物差しを培ってくれれば、と期待しています。 考古学が研究対象とするのは「古いモノだけ」と考える人が多いかもしれません。しかし実際には、考古学は現代のわたしたちが生きる社会や世界と非常に複雑に絡み合い成り立っている研究分野です。時には、文化遺産保存のために地域住民が犠牲を強いられる政策がとられることもあります。この場合、何が優先されているのでしょうか。文化遺産の資源価値でしょうか。あるいは地域住民の生活でしょうか。以上は、考古学/文化遺産を取り巻く現代社会における諸問題の一例です。こうしたことを皆で議論できるようになりたいです。
さて、私は1995年から1997年にかけて文部省アジア諸国等派遣留学生としてカンボジアのプノンペン大学に留学しました。また、1997年11月から2001年3月までプノンペンやシエムレアプに居住し調査等に従事しました。私にとって初めての長期海外滞在がカンボジアであり、その経験こそ今日の私の地域研究の原点です。先ずは自分で経験することです。皆の体験のきっかけ作りも手伝えればと思っています。
[主な出版物] 石澤良昭・丸井雅子編『グローバル/ローカル 文化遺産』上智大学出版、2011年