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授業紹介:東南アジア文化論B

担当教員:寺田勇文
カテゴリ:専門(300シリーズ)
レポート日:2018/12/13

FGSの学生は普段どのような科目を履修し、どのようなことを学んでいるのでしょうか。
今回は寺田勇文先生による科目「東南アジア文化論B」をご紹介します。

授業紹介:アフリカ研究概論1寺田勇文

教員からのコメント

私は東南アジアの宗教、とくにフィリピンのキリスト教、キリスト教徒を主な研究対象としている。食べ物には関心かがあり、東南アジアでも、それ以外の地域でも、その土地の市場を見学し、土地の食え物を口にするようにしてきた(最近流行の昆虫食は除く)。東南アジアの食文化については、友人でもある森枝卓士さんによる一連の研究があり、それらを読んでいるうち に、庶民の食べ物にはその国、地域、土地の暮らし、自然、経済、歴史が反映されているのだから、食文化という観点から東南アジアを考えてみることができると思いあたった。10数年前、この講義を始めた理由である。
写真は、東南アジアのマラッカ(マレーシア)を中心にみられる「ポルトガル料理」についての講義。東南アジアでは前近 代、近代を通じて、マレー半島の港町マラッカは特別な役割を担ってきた。1509年にポルトガル商船隊が到達、 1511年にマラッカ王国は崩壊し、ポルトガルが支配するようになった。それ以後、ポルトガル人が住みつくようになり、かれらの子孫は現在でもポルトガル系住民のコミュニテーを維持している。キリスト教徒であることから「クリスタン」(Cristang) と呼ばれ、ポルトガル本国、ポルトガルの植民地であったアフリカ、ブラジル、インドのゴア、さらにマレー半島の食の影響をうけた独特の料理が継承されている。食は、言語や宗教とならんでエスニシティを構成する大事な要素であることを、マラッカのポルトガル料理(クリスタン料理)は教えてくれる。

授業紹介:アフリカ研究概論1寺田勇文

学生からの声①

昔、フィリピンの伝統料理である「アドボ」を食べたことがきっかけで東南アジアの料理に興味を持つようになりました。日本では口にしたことのないような癖になる味付けはどこからきているのだろうか、そんな疑問から東南アジア料理に関心を持ち、この科目を履修しました。講義では、東南アジアの食文化について様々な角度からとらえ、その地域の社会や歴史を読み取っていきます。東南アジア料理に欠かせない魚醤やココヤシなどの歴史や活用法についても深く触れていきます。また、東南アジアの各地域の食文化について学び、地理的環境がどう食文化に影響を与えてきたのかなどを学びます。授業では美味しそうな東南アジア料理が写真によって紹介されるため、目で見ても楽しく学ぶことができる授業です。(影山千莉/総合グローバル学科3年)

学生からの声②

一限に開講しているため、早起きが出来るようになりたいという思いから受講しました。また、アジア地域に関する授業をあまり履修したことがなく、はじめは不安だったのですが、食文化というテーマは、気負わず履修できそうな内容だと思われ、惹かれましたのも受講した理由です。先生が楽しそうに講義している姿に、私もワクワクします。料理に関する講義を聞き、朝からお腹が空いてしまいますが、歴史がどのように食べ物に影響を与えてきたのかを学ぶことができます。図や写真が多く分かりやすい授業ですが、レポートの作成は自主的に進めなければなりません。そのため、科目を通して得た知識が自分の糧になっていくのを、身をもって感じています。(総合グローバル学科3年)

授業紹介:アフリカ研究概論1寺田勇文
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