2017年1月6日に上智大学国際関係研究所において、セミナー「紛争後国家における復興と和解：日本国大使から見たルワンダとボスニア・ヘェルツェゴビナの現状」が開催されました。（企画・モデレータ－：総合人間科学部　小松太郎教授）

 

本セミナーでは、前ルワンダ日本国大使、現ボスニア・ヘェルツェゴビナ日本国大使を務めている小川和也氏をお迎えし、1990年代に凄惨な民族間の紛争を経た社会がいかにその過去に向き合い、将来に向けて復興を進めているか、大使の目から解説を頂きました。

 

その後の質疑応答の時間では、本学の10を超える学部学科から集まった学生から多岐にわたる質問があり、小川氏は、両国を比較しつつ、政治リーダーシップの違いや歴史認識、経済開発、教育等について丁寧に答えて頂きました。日本ではあまり伝えられない両国の過去と現在を知り、そして未来を展望する貴重な機会となりました。

 

 

国際関係研究所所長　樋渡由美