講演会

ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ⑦「ペルーの平和構築プロセスに演劇はどのようにかかわったか」(全3回)

講師

第1回「多民族・多文化社会における紛争・平和構築とユヤチカニ」【5月16日】
細谷広美(成蹊大学文学部教授)

第2回「演劇は劇場を飛び出したー現代ラテンアメリカにおける演劇実践」【5月23日】
吉川恵美子(上智大学外国語学部教授)

第3回「ユヤチカニの創造プロセス− 社会と対話を続けた50年」【5月30日】
ミゲル・ルビオ(文化集団ユヤチカニ代表・演出家)[スペイン語による講演、日本語資料配付]

日時2019年5月16日(木)、5月23日(木)、5月30日(木)17:20~19:00
場所

5月16日 上智大学中央図書館9階821会議室(定員100名)
5月23日・30日 上智大学中央図書館9階921会議室(定員150名)

使用言語

5月16日・23日は日本語、30日はスペイン語(日本語資料配布)

参加費/予約

参加費無料/予約不要(先着順)

概要

日本の若い世代にとって演劇は娯楽・趣味・教養の一部でしかないかもしれません。しかし、ラテンアメリカにはそれとは異なる演劇観があります。演劇が社会のありようにどうコミットできるのか、娯楽を超えるどんなパワーを発揮するのか、人を楽しませながらどう考える力を育むのか、こんなことを知って欲しいとの願いからこのレクチャーシリーズを企画しました。
ペルーでは1980年からおよそ20年にわたり極左翼組織のテロ活動が活発になり、それを沈静化しようとする軍や警察特殊部隊とのあいだで激しい内戦状態が起こりました。その結果、多くの先住民や一般市民が殺され、行方不明になりました。演劇グループのユヤチカニはこの現場に飛び込んで行き、人々の声に耳を傾け、自国の歴史的事象に演劇人としてどう関わるべきかを考え続けました。ここからいくつもの作品が生まれました。
ラテンアメリカ全域で長年にわたり高い評価を受けてきたユヤチカニの活動を基軸に演劇と社会を考えます。

主催

上智大学イベロアメリカ研究所

ポスター

190516