講演会

「ハイチの教育政策―未来を見据え、現在を理解し、過去から学んで―」

講師

Mr. Jacky Lumarque (ハイチ、キスケヤ大学 学長)
イントロダクション 尾尻希和(東京女子大学准教授)

日時2016年5月31日(火)午後5時30分~7時30分
場所

上智大学中央図書館8階821会議室

使用言語

英語(通訳なし)

参加費/予約

参加費無料/予約不要

概要

ハイチは米州で米国に次いで二番目に早く独立を果たした上、世界初の有色人種による独立国家となったことで有名となったカリブ海の国です。しかしその栄光の歴史は、度重なる内戦、米軍占領統治、独裁政権による統治、民主化後のさらなる政治的混乱、ハリケーンや地震による災害など、苦難の歴史でもありました。とくに2010年1月のハイチ大地震は首都ポルトープランスを直撃し30万人もの犠牲者を出しました。現在でもハイチは復興途上にあります。
今回は、ハイチ有数の私立大学であるキスケヤ大学の学長をつとめるルマルク学長を迎え、ハイチ復興の最重要課題である教育についてお話いただきます。ルマルク学長は、ご専門は数学ということですが、ハイチでは教育政策の第一人者として知られ、近年は教育分野での社会協定の締結を目指して活発に活動されています。
大地震から6年がたち、近年では就学率の大幅な改善がみられるハイチ。そのハイチで長年にわたり高等教育に携わってこられたご経験と、ハイチ教育行政の改善に取り組んでこられたご経験から、ハイチの教育の現状について、詳しくお話いただきます。

主催/協力

主催 上智大学イベロアメリカ研究所
協力 JICA

ポスター画像

160531