2018年07月06日 15:44:46
【第1部】 選挙以外の方法をつうじた説明責任をはかる取組紹介 人々の生活に直接かかわる学校や保健センター,地方自治体事務所のサービス.これまでは,選挙や官僚組織内によるコントロールによって改善が行われようとしてきたが,かならずしもうまく機能していない.そのため,最近では,市民がこうしたサービスの評価・改善要求をおこない,行政機関がこれに応えるという「社会アカウンタビリティ」と呼ばれるサイクルをつくろうとする動きがある.このセッションでは,カンボジアにおける取組を報告する. 【第2部】 カンボジア2018総選挙に向けて、NGO、政府はどう考え、どう動こうとしているのか 国連カンボジア暫定統治機構管理下での第1回総選挙(1993年)から25年、カンボジア政治・人権状況は大きく悪化した。2013年第5回総選挙で与野党伯仲の結果が出て以来、政府はNGO法制定、政党法改定等を通して、NGO職員逮捕、英字紙の廃刊、野党「救国党」党首逮捕から同党解党(最高裁判断)に至り、2018年総選挙は、自由・公正選挙の基盤を失った。この間、NGOは、また日本政府をふくむ各国政府、国連はどう動いたのか?どう動くのか?