2017年05月11日 13:23:35
世界銀行とアジア開発銀行(ADB)の支援を受け、ラオスを流れるメコン河の支流に建設されたナムトゥン第2ダム。 隣国タイへの輸出を主な目的として建設されたダムは、「ダムによる貧困削減」「持続可能な水力発電開発」につながると謳われてきましたが、操業開始後7年が経った今、現地では何が起きているのでしょうか?事例報告を通じて、世銀やADBといった国際金融機関の環境社会配慮政策の課題と、開発援助のあり方について考えます。 参考文献: マイケル・ゴールドマン(著)、山口富子(訳)『緑の帝国−世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム』京都大学学術出版会、2008年 松本悟(編著)、大芝亮(編著)『NGOから見た世界銀行 市民社会と国際機構のはざま』ミネルヴァ書房、2013年