2015年09月28日 14:15:40
カンボジアでは1970年代から20年以上内戦が続きました。パリ和平協定の締結によって内戦が終結し、国連管理下による総選挙を経て国の再スタートを切ったカンボジアには、外国政府からの復興支援が再開されたほか、多くのNGOが現地に入り、同国の復興のために様々な分野で尽力してきました。 こうしたNGOの活動が国の復興と開発に役立ったとされる一方で、あまりに多くの団体が自由に活動できる状況から、カンボジア政府は何らかの規制が必要だとしてきました。NGOを規制する動きに市民団体や野党が反対する中、カンボジア政府は今年7月、反対を押し切ってNGO法を可決させました。この法律により、カンボジアで活動する全てのNGOは登録を義務付けられるなど、活動に影響が出てくる可能性が考えられす。 現在カンボジアに関わる日本のNGOは、学生団体を含めて150団体以上あります。私たちの活動は、カンボジアのNGO法制によってどう変わるのか?本セミナーで、皆さんと一緒に考えたいと思います。