アジア文化研究所の今日

理念、目的

キリスト教ヒューマニズムに基づく東西文化交流という上智大学建学の精神を受け継ぎ、地球規模の課題に関する問題意識に基づいて、東南アジア、南アジア、中東およびアフリカの諸地域の社会・文化・歴史・政治・経済等の研究を行います。これらの課題について地域の人々とともに考えつつ、長期間の現地調査や綿密な資料解析に基づいて、各分野において国際的インパクトのある学術研究を実施し、その成果を広く内外に発信します。

方針、特色

  1. アジア、中東、アフリカ諸地域は、今日、大きな政治的、経済的変化のただ中にあり、世界的に注目を浴びています。こうした変化が持つ意味やその影響を考えるためには、これらの現象の背後にある一般の人々の暮らしや文化、思想、宗教などの社会的、文化的、精神的活動を理解する必要があります。同時に、これらの変化を長期的な時間軸の中に位置づけて、その意味をとらえ直すために、歴史研究の深化が必要とされています。さらに1国、1地域内の様々な格差や亀裂が深刻な問題を生み出しているなかで、周辺地域や移動する人々の暮らしや文化の研究も重要性を増しています。本研究所では、これらを対象とする研究を特に重視しています。
  2. 東南アジア、南アジア、中東、アフリカの諸地域にまたがる比較や、地域間の交流に関する研究を積極的に推進します。
  3. 専門家以外の一般の方々を対象として、講演会シリーズ「旅するアジア」を開催し、アジアに関する最新の研究成果を分かりやすく、広く社会に伝え、アジア、中東、アフリカに関する人々の関心と理解を深め、世界の人々との共存を可能にする文化の醸成に貢献します。
  4. 関連学会、テーマや地域別の各種研究会、NGOなどの学外団体と必要に応じて連携しつつ、研究活動を実施するとともに、現代社会が直面する実践的課題に関する講演会、セミナー等を随時開催し、それを通じて、これらの問題に関する社会の関心を高め、議論の深化に貢献します。