担当講義(2005年度版)
◆時事問題研究 − (通)
日々の重要ニュースをテーマに,その背景や含まれている問題点,社会的な意味,今後の見通し,メディアの伝え方などを考える。メディアを通して伝えられる「ニュース」を自らがどう受け止めるべきか,そのために必要な基礎知識と視点とは何か,を理解できるよう務める。グループによる発表と討論を中心に,随時小論文を提出する。

◆新聞論 − (通)
情報のデジタル化とメディアの多様化,市民の価値観の変化によって,新聞は大きく変わろうとしている。新聞の歴史・組織・制作の仕組み・取材の現場・表現手法・他メディアとの比較など多角的な視点を踏まえ,日々伝えられる生のニュースを素材としながら,記者の体験も紹介しながら現代の新聞の“位置”を考える。

◆報道論 − (通)
デジタル時代を迎え,情報の発信はこれまでのマス・メディアに加え,インターネットによってだれでもができるようになった。メディア状況が激変する中で,新聞・テレビ・出版といった既存のマス・メディアはどう変わろうとしているのか。また「報道」「ジャーナリズム」とは何か,どう変わらなければならないか,記者の体験も紹介しながら探求する。

◆演習T(新聞) − (前)
新聞というメディアを理解していく上で、まず新聞がどのように作られているのかを学ぶ。取材・原稿執筆・編集の各プロセスについて講義と実践を通じて学び、最終的に自らの取材成果を元に、各自が紙面を制作する。

◆演習U − (通)
日本の新聞におけるジャーナリズムを考えることをテーマにする。現代の新聞・テレビなどの現状を学習・理解し,直面している課題を抽出していく。受講者個々の研究テーマの設定に向けて,具体的なニュースを素材にグループ発表や小論文,討論,マス・メディアの現場見学などを通して問題意識と関心領域を確定していく。記者30年の経験を踏まえて指導に当たりたい。

◆演習V − (通 )
日本の新聞におけるジャーナリズムを考えることをテーマにする。演習IIの学習を踏まえ,新聞・テレビなどの現状理解を深めつつ,メディア論・ジャーナリズム論など理論について理解を進める。卒業論文につながる受講者個々の研究テーマを具体化していく。

◆演習W − (通)
日本の新聞におけるジャーナリズムをテーマに,各自の卒業論文の設定・執筆について指導する。