私の秘蔵品

真田昌幸の智略がわかる!? 新発見史料

新発見の「信州上田初之真田陣絵図」

新発見の「信州上田初之真田陣絵図」

2015年11月、古典籍展覧大入札会で購入した絵図の1枚。 56×38㎝(2紙貼継)。天正13年(1585)、真田昌幸が上田城で徳川勢を迎撃した第1次上田合戦の様子を描いている。注記が豊富で、これまで知られていた絵図とは図様も異なる新発見史料だが、どのようなことがわかるのか。拙著『真田氏三代と信濃・大坂の合戦』(吉川弘文館、2016年)に詳述したので、興味のある方はどうぞ。

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マルモ・ディ・ヴェローナ(ヴェローナの大理石)

ヴェローナの大理石

ヴェローナの大理石

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石造りの中世都市の色は近郊で採れる石材の色である。そのためもあって各地で石を拾いあつめている。写真は古都ヴェネツィアの色の基調となっている“ヴェローナの大理石”。大理石と呼びならわされているが、実際には石灰岩である。ちなみに大理石とは、石灰岩がマグマの熱で再結晶したもので、岩石分類学では結晶質石灰岩とされる。

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世界にひとつ、東巴経典の写本

東巴経典の写本

占いの結果を記した東巴の手紙(左上)、戦神本尊(右上)、東巴経典『以烏鴉叫声占卜』(下)

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東巴経典の写本

『以烏鴉叫声占卜』の第一頁

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2013年8月の調査で、中国雲南省の少数民族納西族の呪師、東巴(トンパ)からいただいた肉筆の東巴経典。現在世界で唯一機能する絵文字で書かれた、鴉鳴(烏の鳴き声)をめぐる占いの書物です。10世紀の敦煌文書やチベットの古文献とも繋がりを持ち、日本列島の各地に残る習俗とも比較可能な内容で、環東シナ海の文化的交流を考察できる貴重な資料です。

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教材用「書写材」レプリカ

いずれも教材用に購入しました。

ローマ時代の書写板(ドイツの博物館売店で入手)

(1) ローマ時代の書写板(ドイツの博物館売店で入手)

新約聖書パピルス断片(オーストラリアの大学教授製作品を購入)

(2) 新約聖書パピルス断片1(オーストラリアの大学教授製作品を購入)
ちなみに、P.Beatty2、とP.Bodmer 14/15、の由この画像は拡大操作できます。

(2) 新約聖書パピルス断片2 ちなみに、P.Beatty2、とP.Bodmer 14/15、の由

(2) 新約聖書パピルス断片2この画像は拡大操作できます。

パピルスの巻物:カエサル『ガリア戦記』(スペインの業者より購入)

パピルスの巻物:カエサル『ガリア戦記』(スペインの業者より購入)この画像は拡大操作できます。

Codex Sinaiticus,Isaiah 42.25-44.2.

羊皮紙製シナイ写本断簡(羊皮紙研究家・八木健治氏製作)
Codex Sinaiticus,Isaiah 42.25-44.2.この画像は拡大操作できます。

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