パニック障害患者を対象とした短期力動的心理療法に関する研究

パニック障害/パニック症 とは?

繰り返される予期しないパニック発作が起こることがあります。
パニック発作とは、突然、激しい恐怖、または強烈な不快感の高まりが数分以内でピークに達し、その時間内に以下の症状が起こることをさします。

  • 動悸・心悸亢進・または心拍数の増加
  • 発汗
  • 身震いまたは震え
  • 息切れ感または息苦しさ
  • 窒息感
  • 胸痛または胸部の不快感
  • 嘔気または腹部の不快感
  • めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
  • 寒気または熱感
  • 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
  • 現実感消失(現実ではない感じ)または離人感(自分自身から離脱している
  • 抑制力を失うまたは「どうにかなってしまう」ことに対する恐怖
  • 死ぬことに対する恐怖

新たな治療法としての短期力動的心理療法

  • パニック障害に対する、有効性が実証された治療法として、パニック焦点型短期力動的心理療法(Panic Focused Psychodynamic Psychotherapy : PFPP)があります。
  • アメリカのコーネル大学医学部精神科准教授であるブッシュ博士、ならびにワイルコーネル大学医学部精神科教授であるミルロッド博士らによって研究され練り上げられた治療法である。
  • この治療法は、週2回、12週、合計24セッションからなる治療法で、アメリカを始め、ドイツ、スウェーデンでも実践と研究が行われている治療法です。
  • PFPPの特徴は、パニックや不安の意味を理解し、自分の心の中の感情を理解することによって、自分自身をふりかえる力を身に付け、不安や恐怖を乗り越えることを助ける点です。
  • 苦しい症状を緩和させるだけでなく、自分を見つめ、性格を理解することが可能です。
  • 24セッションという限られた期間で、集中して取り組むことができます。

研究の目的と内容

この研究では、パニック障害に焦点づけた短期力動的心理療法が、不安症状に対してどのような効果があるかについて検討することを目的としています。
治療においては、不安やパニックが生じる状況や感情、その意味を探索したうえで不安の再発を減少させるために、これまでの人間関係の持ち方や考え方を振り返ります。
1回のセッションが50分、週2回で計24回を1クールとします。
治療開始前に、まず調査者が実施するアンケートにお答えいただきます。24回の治療が終了したのちに、調査者によるアンケートにお答えいただきます。

この治療研究の対象になるのは以下の方です。

  • 20歳以上
  • パニック障害/パニック症の診断基準を満たす方
  • 上智大学臨床心理研究室にて週2回の治療を受けられる方

※治療を受ける上で支障のあるようなお身体の病気、重度のうつ病等の合併などがある場合には、治療の影響が心配されますので、参加することができません。
また、現在どこか医療機関にかかられている方には、主治医の先生より治療参加についての事前のご承諾をいただくようお願い申し上げます。

申し込み方法

  • 上智大学臨床心理相談室にお電話でお申し込みください。
  • お電話の際には、「パニック障害/パニック症の治療研究への参加」を希望する旨をお伝えください。
  • 初回面接を行った上で、治療研究に参加可能かを判断させていただきます。
  • 相談の進め方は、上智大学臨床心理相談室の相談の流れをご覧ください。

申し込み・お問い合わせ

連絡先
03–3238–3813

月曜日~木曜日:10:00~17:00
土曜日:10:00~17:00
*祝祭日・大学の休日は休室となります。
*不在の場合は、留守番電話が応答いたします。
 

面接料金
初回インテーク面接のみ、3,000円
*当相談室は医療機関ではありませんので、健康保険等の適用はできません。
*現在、他の相談機関や病院などで通院・治療中の方は、紹介状をお持ちください。
 

このウェブサイトの作成、および研究は、精神分析武田こころの健康財団の助成を受けて行っております。なお、本研究は上智大学「人を対象とする研究」に関する倫理委員会の承認を受けております。