上智大学 大学院 グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻

HOME / 概要 /

概要

地域研究の目的は、単に対象地域の言語を学び、地域の社会、政治、経済、文化に関する知識を得て「事情通」になることではありません。研究対象地域について深く体系的な知識を持つことはもちろん大切ですが、より重要なのはその地域の性格、特性、独自の構造を地域に根ざして内側から理解することです。

そのためには特定の学問分野―たとえば社会学、人類学、歴史学、考古学などの方法論をたよりにしつつも、他の学問の方法論をも参照するなど学際的なアプローチが必要とされます。ある地域における経済開発、社会開発の現状を評価するためには、社会学や経済学だけでなく、当該地域の変容を過去にさかのぼって把握するために歴史学が、人々の社会組織や価値体系を理解するために文化人類学の方法論が必要とされます。

研究に必要な言語の問題も簡単ではありません。今日の世界では英米語が実質的なスタンダード(「国際語」)として広く利用されていますが、地域の内在的な理解を深めるためには、たとえばラテンアメリカ地域であればスペイン語やポルトガル(ブラジル)語に精通していることが必須です。さらに博士後期課程に進学し専門研究者をめざすためには、少数民族の言語や地域共通語を習得することが不可欠になる場合もあります。また、対象地域に留学したり、対象地域に所在する文書館で史料調査を行ったり、長期にわたるフィールドワークに従事することが必須です。

▲ このページのトップへ

概要