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市民社会・国際協力論研究コース

市民社会・国際協力論研究コースについて

この研究コースでは、国家や大きな国際組織の視点から世界を眺めるのではなく、人々の生活、意識、そして行動から世界を考察します。たとえば、貧困者はどのような構造から生み出され、それを変革し自ら発展していくためにどのような試みを行っているのか、原子力発電に反対する人々は世界の現状をどのように理解し、またどのような世界を未来で実現しようとしているのか、国家によって迫害された人々、難民などある特定の国家に属さない人々はなぜそのような状態に陥り、どのような経験をしているのか、といった観点から世界を理解しようとします。

より具体的には、たとえば南アジアの人々の経済的困窮、中南米の先住民がおかれている状況、アフリカの部族間の衝突、先進諸国内での貧富の格差拡大、世界各地で環境問題を訴える人々、インターネットやSNSなどを使って世界を動き回る人々、自然災害の被害に対して世界中から集まるボランティア、市民同士で国境を越えて協力する活動など、さまざまな事象が研究対象となります。

市民社会・国際協力論研究コース

導入科目

経済学、政治学、社会学、歴史学や宗教学の基礎理論を学ぶとともに、「市民社会・国際協力論研究」に関わる基礎知識を吸収します。

コア科目

国際協力論、開発経済学、国際教育学などより高度な理論を学ぶと同時に、国境を越えた人間の移動、グローバル化の中の社会と文化、貧困の実態と克服への努力、途上国の教育問題、市民主導による社会運動などの実際を学びます。これらの多様な授業の履修を通して、自身の問題関心を徐々に具体化していくことが肝心です。

演習科目

担当教員の指導を受けながら、自分の研究を深めていきます。講義科目と比べ能動的な学びの比重が増します。このコースでは演習科目を4科目8単位修得しなければなりません。同一担当者の演習科目を3・4年次に連続して履修することが原則です。また受講人数制限がありえますので、2年次秋学期に行われるゼミ説明会への参加が必須です。

卒業論文・卒業研究

大学での勉学の集大成となります。履修している演習科目の担当教員の指導を受けながら、資料の収集と分析、現地調査などの結果に自らの考察を加え、研究成果としてまとめます。

*この研究コースを副専攻として選択する場合、FGS開講の演習、卒業論文・卒業研究は履修できません。

履修モデル

以下のモデルに従う必要はありませんが、参考にして自身の履修計画を立てましょう。

①途上国の経済開発について体系的に学びたい
導入科目(6単位) 市民社会・国際協力論概説、グローバル化と経済学1・2
コア科目(20単位) 国際経済学1・2、国際協力論1・2、開発経済学、グローバル化と発展途上国、国際政治経済論1・2、
アフリカ社会経済論、特講(国際人口移動)
演習(8単位) 演習(開発経済学)1・2 または 演習(国際政治経済論)1・2または演習(国際協力論)1・2
②ラテンアメリカを対象地域として市民運動の意義について探究したい
導入科目(6単位) 市民社会・国際協力論概説、市民が関わる国際協力、グローバル社会学
コア科目(20単位) ブラジル社会開発協力、グローバリゼーションと市民社会1・2、グローバル化と文化1・2、特講ブラジル社会開発論、 ラ米政治社会特論、ブラジル社会概論、国際協力論1・2
演習(8単位) 演習(ラ米社会研究)1・2 または 演習(ブラジル社会研究)1・2