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ラテンアメリカ研究コース

ラテンアメリカ研究の魅力

ラテンアメリカはメキシコ、キューバ、コロンビア、ペルー、ブラジル、アルゼンチンなど、中南米およびカリブの諸国からなる地域です。固有の先住民文化と、植民者・奴隷・移民がヨーロッパ、アフリカ、アジアの各地からもたらした諸文化とが混じり合い、まるで万華鏡のような独特の混淆文化を生み出しています。経済面では新興国と最貧国とが同居し、また各国内の貧富の差も大きく、成長と貧困の両方の顔をのぞかせています。他方、政治的には近年、左翼政権が相次いで登場し、米国追従からの脱却を図るといった、1つの地域的志向性を見てとることもできます。そして日本とは、移民や経済的関係を通して深いつながりがあります。遠くて近い、多様でいて共通の地域性も有するラテンアメリカは、いままでにない新たな視点、着想、思考を私たちに気付かせてくれるはずです。

科目の構成と概要 ※[主]は第二主専攻として、[副]は副専攻として履修する場合を指します

導入科目(1年次~;[主]・[副]とも最低3科目6単位、コース共通導入科目を含めることも可能

本研究コースの基礎となる科目である「ラテンアメリカ地域研究入門」では、各教員が1回ずつそれぞれの専門分野の概況と、それを研究する意義や醍醐味について話します。受講者が特定の関心や問題意識を持つきっかけとなることを意図している科目なので、本研究コースを第二主専攻とする場合も、副専攻とする場合も、履修することを強く推奨します。「西米概史」と「ブラジル史」では、それぞれイスパニア語圏地域とブラジルの概史を理解し、専門的な学びのための土台とします(「西米概史」はイスパニア語学科の学生、「ブラジル史」はポルトガル語学科の学生は本研究コースの科目として履修できません。詳細は『履修要覧』を参照すること)。

コア科目(2年次~;[主]最低10科目20単位、[副]最低5科目10単位)

特定の分野ごとに専門的に学ぶための科目群です。あくまでも目安としてですが、大きく2つのサブカテゴリーに分けられています。人文科学系の科目では文学、言語、歴史、芸術などの分野を、社会科学系の科目では政治、経済、社会などの分野を、それぞれ学ぶことができます。また主たる対象地域でも、イスパニア語圏地域を中心とするものとブラジルを中心とするものに大半の科目は分かれます。「西米」(=イスパノアメリカ)を冠した科目は前者に該当します。「ラ米」(=ラテンアメリカ)を冠した科目も、その多くはイスパニア語圏に比重を置いています。こうした分野や地域を参考に、自身の興味・関心を踏まえて計画的に履修し、問題意識を明確にしていくよう心がけてください。

演習科目(3年次~;[主]のみ最低2科目4単位、[副]必須ではないが履修することも可能)

少人数制・参加型の専門的な授業で、大学で専門分野を極めるための中心的場であり、個別の研究テーマに深く取り組むことのできる機会となります。担当教員ごとにテーマが設定され、文献の輪読、発表、ディスカッションなどをおこなう、主体的で密度の濃い学びの場です。留学等により履修できない学期・年度が生じる場合は別ですが、そうでなければ3年次から4年次にかけて同一教員の演習を継続して履修することが基本です。複数年ゼミを継続することは、充実した卒業論文を執筆するためには必要不可欠なので、強く推奨します。 *FGS開講のゼミは副専攻の場合、履修できません。

卒業論文・卒業研究(4年次;[主]のみ2科目6単位、[副]履修不可)

自身が履修する「演習科目」の担当教員の指導を受けながら、大学4年間の集大成としての研究成果を作成します。卒業論文の場合、先行研究のレビューおよび問題設定により示した方向性にしたがい、資料収集、現地調査で材料を得て、それを自分なりに考察・分析して結論へと導くといった作業になるでしょう。真剣に取り組んで完成させたときの達成感は、他では味わえない格別のものであるはずです。

履修モデル

以下のモデルに従う必要はありませんが、参考にして自身の履修計画を立てましょう

ラテンアメリカの社会を中心に学ぶ場合(第二主専攻として履修)の一例(ポルトガル語学科生の場合)
導入科目 ラテンアメリカ地域研究入門、西米概史、ラ米現代史概論
コア科目 ラ米先住民の歴史と社会、ラ米政治社会特論、ラ米経済概論、ラ米経済特論、 ブラジル社会開発協力、特講ブラジル社会開発論、ブラジル社会概論、アフロ・ブラジル文化論、ブラジル文学、ブラジル現代文学特講
演習科目 演習(ラ米社会研究)1・2

 

イベロアメリカ研究所:
http://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/