ベラルーシの首都ミンスクの留学事情

ロシア語学科 3年
東谷 友里恵

 こんにちは!ロシア語学科の東谷友里恵です。第2学年が終了の後、休学してベラルーシのミンスク言語大学に留学しています。
 ただいま約1ヶ月半が経過し、現地での生活も落ち着いたので、ベラルーシでの生活や大学について紹介したいと思います。ちなみにベラルーシは、日本人の99%が生涯で行かない国と言われています!

ベラルーシの民族衣装を着てみました。

ベラルーシの民族衣装を着てみました。

 まずは治安と物価について。
 この2つは私が親から留学の承諾を得るのに大事な点でした。
 治安の良さを説明するのは難しいですが、とても安全です。街の中心部でも歩いていて平和な空気を感じます、ロシアの都市とは違い空気がピリッとしてなくて気を張らなくていい。日本でも海外でもスリの多発する電車でもスリの話は聞いたことがありません。
 物価は、全体的に安いです。特に食材が驚きの安さ!!例えば牛乳1リットル50円、にんじん1本10円、じゃがいも500グラム5円、マッシュルーム軽いからほぼタダみたいな値段(通常キロ表示)、バス25円、Wi-Fi1ヶ月700円、などなど。服や靴はあまり安くないのでまだ買ってません。
 以前からいる日本人に1ヶ月いくらあれば足りるか聞いたところ、「3万あれば足りる、頑張って豪遊して5万。」とおっしゃってました。ちなみに実際いくら使ってるか聞くと5万くらいだとか。豪遊してますね (笑)

牛乳1リットル約50円

牛乳1リットル約50円


飲料水0,75ℓ約30円

飲料水0,75ℓ約30円


ホールケーキ300〜400円

ホールケーキ300〜400円


醤油もありますが輸入品のため高く、200mlで約350円

醤油もありますが輸入品のため高く、200mlで約350円

 次に、大学について。ミンスク言語大学は日本でいう外大のような大学で、15以上の言語を専攻できます。もちろん私はロシア語学科に入るわけです。初日にテストを受け、9つあるクラスに分類されます。そのクラスによって午前授業か午後授業かが決まります。私は午後授業になったので13時から16時まで。人数や国籍はクラスによってかなり違いますが、今私のクラスには、日本人5人(今は例外的に多い)トルコ人4人、韓国人2人、イラン人2人、メキシコ人1人います。授業内容は、1日の授業で様々なことをします。ロシア語の文法、恋愛について、ジェンダー論、職業について、社会問題、劇場文化についてなどなど。クラスによって文法と会話の分量が異なります。私のクラスは会話重視なので頭の回転の速さが求められ、3時間の授業でも結構疲れます。

 寮について。
 私が住んでいる寮は、大学のメトロから6駅離れた駅の寮街にあります。新しくてきれいな寮です。1つの部屋に、キッチン、トイレ、シャワー室、3人部屋、2人部屋があり、5人で共同生活をします。私は2人の日本人と一緒に3人部屋で生活していて、残りの2人は韓国人の女の子です。部屋の行き来は自由なので、よく色々な国の料理をご馳走してもらったり逆に日本食を振舞ったりと文化交流しています。寮費は月約8000円です。

 最後に、娯楽について。
 ベラルーシの娯楽人気ナンバーワンは、お散歩です!!(笑)
 街の中心でも緑が多く、川や湖も美しいのでなにかっちゃお散歩 。デートのお誘いも「お散歩しませんか?」。友達との社交辞令も「またお散歩しましょうね。」
 日本では愛犬としか散歩しなかった私でもベラルーシでの散歩は気持ちがいいです。他にも、バレエ、オペラ、映画のチケットも安いので(350円くらい)気軽に行けます。ボーリング、スポーツ観戦、BBQも人気の娯楽です。
 冬は−30°Cまで下がるそうですが、5月の今は20°C前後と過ごしやすく、さらに日が長く20時、21時まで外が明るいので16時に授業が終わった後でも十分活動できます!

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 まだ来て1ヶ月半ですが、ベラルーシは私にとってとても過ごしやすい国だと感じています。