語劇祭が終わりました。

 こんにちは、ロシア語劇座長の加藤です。

 先日6日に『委任状』の公演を無事終了いたしました。 5日のゲネプロ公演、6日の本番には170名を超える多くのお客様にお越しいただきました。

 今年の作品は元の台本が非常に長く、カットにカットを重ねましたが、上演時間約90分と非常に長い作品になってしまいました。思えば5月ごろから読み合わせをスタートし、6月には一人台本のカット作業をしていました。そこから早6ヶ月が経ち、劇完成まで漕ぎ着けたのは役者の団員一人一人の助けと先生方のご指導あってであり、感謝しきれません。

『委任状』の上演場面

『委任状』の上演場面

  
 劇の中には演出である僕自身が今まで見てきたことや感じたこと、知ったことを盛り込みました。「仮面」の演出や集団の動き、間の使い方やお客様との対話などなど。勿論練習の中で団員が元のアイディア、演出に色をつけ足した部分もたくさんあります。

 特に今回は役者数が15名ほどとロシア語劇の中でも一番人の数が多い劇の一つだったため、集団の動きと個の特徴づけには僕自身も苦労しましたが、役者一人ひとりが苦労した点だったのではないかと思います。

上演終了後の記念撮影

上演終了後の記念撮影

 完成するまで、上演が終わるまではとても刺激が強すぎる毎日でしたし、その期間自分が芸術家になったような気分でふと本番の上演中に「ああ、これでこの劇は終わってしまうんだな」と寂しいようなホッとするような不思議な気持ちになっていました。 今年の公演も終え、ほっとしましたが来年度への準備も始めなくてはなりません。来年はどんなメンバーでどんな劇をどんな「色」で演じるのか今から僕自身楽しみです。もし興味ある方がいたら是非是非是非!!