本番まで怒涛の座長毎日更新 (2)

 本番まで2週間強、毎日舞台装置の作成です。学生演劇の大きな壁のひとつである予算との戦いです。四ツ谷という立地上、便利なお店が近くにあることが救いですね。

 今回の作品はサーカスを扱うこともあり、多くの舞台装置が必要になります。衣装を購入した際に梱包に使われていたダンボールも余すところなく使っています。上智大学ではすでに文化祭を終えているので、部室でバタバタ作業をしていると少し数奇な目で見られますがめげません。

 一般的な語劇に比べて、「語劇団」であるより「劇団」であることを意識していると、演劇練習、発音練習、裏方作業のバランスが大変重要になってきます。

姿勢講習中の練習風景

姿勢講習中の練習風景

 ではでは、毎日演劇用語解説
 「ワークショップ」
 体験型講座と訳されるワークショップですが、演劇におけるワークショップとは、主にその場に居る人同士の信頼関係を高めるための、自主的参加を主とした身体表現授業です。言葉にすると難しいのですが、簡単に言えば見知らぬ人たちが、その場で自然な演技を相互に出来る環境を生み出すアクティビティです。1例として、エアキャッチボールなどを通して相手の行動の意図を相互理解する練習や、実際に台本をもって即興で演技をする練習など多岐にわたります。僕自身が体験して1番衝撃を受けたのは、全員で「赤」を身体表現しようというものでした。つまり先生によって体験内容は変わります。僕はいつも相手の台詞、行動に自然に反応できることを目的としたアクティビティを主にやっています。我らが劇団では、勝つ人の決まっている椅子取りゲームが定番です。