VOL.10
2006年卒業
ロシアNIS貿易会勤務
中馬 瑞貴さん

中馬瑞貴 ロシアNIS貿易会勤務

Q:現在はどこで、どのようなお仕事をなさっていますか。

 ロシアNIS貿易会(ROTOBO)というシンクタンクで研究員として働いています。主にロシア、中央アジア、コーカサスの政治、経済について調査や分析を行って、当会の会員企業に情報提供したり、日本と対象国の企業間の交流を促進するためのセミナーや招へいを組織、運営したりといった仕事を行っています。

 中馬

Q:なぜ、現在の職場を選んだのですか?

 大学4年生のときに留学するまで、ロシアに関わる仕事がしたいと考えたことがなかったのですが、充実したロシア留学を終えて帰国した私は、ロシアについての情報を日本に広める仕事がしたいと考えるようになりました。広く情報発信するためにはまず自分がロシアについてもっと知る必要があると思い、大学院に進学し、大学院在学中に今の職場に出会いました。ロシアについての情報発信という、私自身がやりたいと思っていたことを、経済やビジネスという視点から実現できる職場だということで、今の職場で働くことを決めました。

 Q:ロシア語学科で学んでよかったと思うことは何ですか。

 今の私の人生はロシア語学科のおかげと言っても過言ではないので、ロシア語学科で学んでよかったと思うことを挙げたらきりがないです(笑)。レベルの高いロシア語や語学以外のロシアに関する授業、いろいろな知見と知識を持っていて今もロシアに限らず幅広い世界で活躍しているロシア語学科同期生や先輩との出会い、そして何より私の将来を切り開いてくださったロシア語学科の先生方。すべてが今の私の人生に大きく影響を与えているので、上智大学のロシア語学科で学んで本当によかったなと思います。

 Q:在学中に一番印象に残っていることは何ですか。

 何といっても、私の人生のターニングポイントとなったロシア留学です。留学先としてモスクワやサンクトペテルブルクといった有名な大都市ではなく、ヤロスラヴリという当時は(私自身を含め)ほとんど知っている人がいない小さな地方都市を選んだおかげで、ロシア人により近いところで、ロシア人の一般的な生活を垣間見ることができましたし、ロシアの文化に触れることができました。留学時代にできたヤロスラヴリの友人たちとはすでに10年以上の付き合いになりますが、今も頻繁に連絡を取っていて、会うこともありますが、彼らのおかげで政治や経済だけでなく、ロシア人の生活習慣にも今なお触れることができています。

 Q:後輩へのメッセージ

 たくさん時間がある大学生活は「好奇心」と「出会い」を大切にすることをお勧めします。私は高校生のとき、すなわち、ロシア語学科を受験するときですが、ロシア語にもロシアにも全く関心がありませんでした。入学後も、「国際的な舞台で働きたい」思い、ロシア語を使って、もしくはロシアに関わる仕事をしたいと考えるようになったのは最終学年になってからです。大学生活のどこで、どんな人や物事と出会うかは人によって異なりますが、自分が「今」やりたいとい思っていることや興味のあることだけにとらわれることなく、いろいろなことに興味を持って、触れることで新たな道が開けることもありますし、もともと関心のあったことに対する確信が強まる場合もあります。ぜひ、「好奇心」と「出会い」を大切に、貴重な学生生活を送ってください。