VOL.16
2013年卒業
三井物産(株)
神野 新一さん
ロシア企業往訪時の写真(中央が筆者)

神野新一 三井物産(株)勤務

Q:現在はどこで、どのようなお仕事をなさっていますか。
 三井物産株式会社(総合商社)で勤務をしており、2013年の入社以来、フィナンシャルマネジメント部にて、財務・会計の観点から事業を推進・管理する業務に従事。具体的には、営業部と一体となりトレーディングや事業投資等の案件について、財務・会計の観点からアドバイス・案件良質化の為の各種支援を行う社内コンサル的な仕事をしています。
 入社してから最初の2年は金融・IT・物流事業部門を担当、2015年からは食料・流通事業部門を担当、何れの事業領域でも様々な国とのビジネスがあり、ロシアに出張する機会もありました。

三井物産モスクワ有限会社が所在する、モスクワの「シティ」と呼ばれる高層ビル街

三井物産モスクワ有限会社が所在する、モスクワの「シティ」と呼ばれる高層ビル街

  Q:なぜ、現在の職場を選んだのですか?
 学生時代にロシアに留学した際、一般に日本人が思い描くロシアのイメージ(寒い・暗い・怖い等々のマイナスイメージ)と、実際に自分が目にしたロシアにギャップを感じました(寒いのは本当だが、良い部分が多い)。たまたま自分はロシアに行き、ロシアの実態を知る事ができましたが、世界中の他の国に関してもステレオタイプと実態にギャップがあり、国と国の交流を妨げているケースが多いかと思います。領土問題等があり、政治的な切り口からそれらの国とのギャップを埋めるのは難しい場合もありますが、経済的にWin-Winの関係を築き、国と国を「つなぐ」ことが出来れば人的交流も活発化し、お互いの国を正しく理解し、最終的には政治的な問題も解決につながるのではないかと考えていました。三井物産は人と人、国と国を繋ぎBusiness Innovationにより世界を豊かにすることを目指している会社で、経済的に国と国を「つなぐ」ことが出来るフィールドがあると確信した為、現在の職場を選びました。

ロシア企業往訪時の写真(中央が筆者)

ロシア企業往訪時の写真(中央が筆者)

 Q:ロシア語学科で学んでよかったと思うことは何ですか。
 上智の中ではよく「地獄のロシア」と言われますが、「良い意味で厳しい」点が良かったです。1学年50人の学科生に対し教授の数も手厚く、学生との距離が近い為、手を抜くと直ぐにばれます。周りの学生も真面目で(語学なので真面目な女性が強い)、バイト・サークル・飲み会と学生生活を満喫したい自分にとっては、究極の効率性・集中力を求められました。日本の大学は人生の夏休みと揶揄される中、意識の高い教授陣・学生に揉まれながら学業・それ以外の大学生活の両方が充実した密度の濃い時間を送る事ができました。

部の同期と。(左手前が筆者)

部の同期と。(左手前が筆者)

  Q:在学中に一番印象に残っていることは何ですか。
 正直に言うと、一番を決める事は出来ません。留学、学科同期との飲み会、試験前の徹夜、サークル等々、今でも鮮明に印象に残っている事ばかり。本当に充実した良い大学生活でした。

 Q:これからロシア語学科への入学を志す後輩へのメッセージ
 ロシアに限らず世界中で活躍できる人材になりたい人には、外国語学部ロシア語学科をお勧めします。ロシア語は世界で一番難しい言語の一つと言われますが、逆にしっかり身に付けてしまえば今後の人生で強力な強みとなり、ロシア関係のスペシャリストとなる事も可能。また、ロシアを題材に国際政治学・経済学・歴史を学び、幅広い知見を持ったグローバル人材となり、様々な分野で活躍する事も出来ます。