VOL.11
2003年卒業
三菱自動車工業(株)勤務
北條 忍さん
Hojo Shinobu (2)

北條忍 三菱自動車工業(株)勤務

Q:現在はどこで、どのようなお仕事をなさっていますか。

 三菱自動車工業(株)という自動車メーカーに勤めています。現在、タイに駐在していて経営企画部門で、タイにおける年間の損益計画、販売計画などを取り纏めています。どのようにしたら会社の利益を最大化できるかなどを考えながら仕事をしています。

 Hojo Shinobu (2)

Q:なぜ、現在の職場を選んだのですか?

 前職は商社で木材を扱っていましたが、三菱自動車における採用過程でロシア語が使えることを高く評価して頂けたことと、元々、車が好きであったことなどから三菱自動車を選びました。自動車メーカーには製造から販売まで色々な部門がありますが、自動車は購入して頂いたお客様の声や市場における評価を比較的身近に感じる事ができるので、自分自身が携わっている仕事が最終的に社会においてどのような役割をしているのかが分かりやすい職業だと思います。

 Q:ロシア語学科で学んでよかったと思うことは何ですか。

 ロシアを中心とする旧ソ連の市場は自動車メーカーにとって大きな可能性がある重要な市場です。また、自動車メーカーでロシア語が使える人はそれほど多くないのでロシア語を使えると、とても重宝されます。ロシア語圏の市場における業務も社内的には英語を使用していますが、現地の職員とのやり取りにおいてロシア語を使うことで仕事がスムーズに進むことも多いです。

 Q:在学中に一番印象に残っていることは何ですか。

 ロシアへの留学が一番、印象に残っています。ロシア語学科の4年次にハバロフスク国立教育大学(現在は極東国立人文大学へ名称変更)へ留学していました。ハバロフスクには日本人留学生が少なく、留学期間中、ほとんど日本語を使う機会がなかったので、ロシア語の会話能力が高まりました。大学からのインビテーションレターの入手に始まり、入学手続き、授業の選択等、片言のロシア語と辞書を片手に独りで進めていきました。異文化の中で、どのように自分の意思を正確に伝え、どのようにお互いを理解し合っていくかを学びました。お互いを理解し合うということが、仕事に置いても重要であると思いますが、社会人になっても留学した時の経験が生きています。

 Q:後輩へのメッセージ

 せっかく上智大学ロシア語学科という日本一のロシア語学習環境の中にいるので、一生懸命勉強して卒業までにロシア語の基礎をマスターして欲しいと思います。私は今でも大学の時にもっと勉強しておけば良かったと思うことが多々あります。上智大学のロシア語学科は学生も少人数で先生方も優秀な方が揃っていますので、分からないことがあったら何でも質問して下さい。それぞれの分野のスペシャリストが揃っているのでしっかりと回答してくれます。また、教員と学生の距離も近いので、色々な相談に親身に乗ってくれますし、卒業後も関係が続いていきます。大学生の間は比較的、自由に使える時間があるので、その時間を有効に使ってサークル活動、バイト等、大学生の時にしかできない活動をすることも大事だと思います。大学生活の限られた時間を無駄にせず有効に使って、有意義な大学生活を過ごして下さい。