1555

ブラジル短信(2)~リオの変わったもの、変わらないもの、復活したもの、甦ったもの

矢澤 達宏

引き続き矢澤です。
サルヴァドールに戻ってきました。
今日はリオデジャネイロについてお届けします。

リオは2年ぶりですが、リオ五輪の半年ほど前だったので、変わったものがたくさんありました。
前回滞在したときにも教員ブログでお伝えしましたが、五輪に向け建設中だったライトレール(こちらではVLTと呼んでます)が運転を始めていました。
下の画像は国立図書館の前あたりだと思いますが、リオブランコ大通りはVLTと歩道と自転車専用レーン(赤い部分)とですっかり静かになっていました。
かつてはバスやクルマがひっきりなしに行き交っていたのですが…。
車両の側面は外からは広告が印刷されているように見えますが、内側からは外の景色が見えるようになっています。

教員ブログ画像(矢澤20180202)01

コパカバーナの海岸では、こんなものを見つけました。
一定の間隔でビーチ沿いに設置されていて、観光スポットへの行き方や所要時間が調べられたり、カメラの備えられていて自画撮り(静止画も動画も)して、指定したメールアドレスに送ることもできます。
試しにやってみましたが、たしかに画像が送られてきました。

教員ブログ画像(矢澤20180202)02

変わらないものも、もちろんたくさんあります。
近くにライトレールが通っても、ティラデンティス広場の近くの古書店街は昔のままでした。

教員ブログ画像(矢澤20180202)03

五輪を期に、イパネマの入り口までだった地下鉄が、その先のレブロン、さらにははるか先まで地下鉄が開通しました。
でも、イパネマ海岸の美しさは以前のまま変わりません。

教員ブログ画像(矢澤20180202)04

うれしい復活もありました。
2年前に来たとき、きまって立ち寄っていた書店が閉店したことを知ってショックをうけました。
ところが、売り場面積は実質半分くらいに減りましたが、なんと以前と同じ場所に復活していました。
予期していなかったので、グッド・サプライズでした。
品揃えは以前ほどではありませんが、何度も通った場所がなくなるのはやはりさびしいものです。
復活して本当にうれしかったです。

教員ブログ画像(矢澤20180202)05

最後に長い年月の末、甦ったものです。
リオ五輪に向けた港湾地区の再開発の過程で、かつてアフリカから奴隷として連れてこられた人々の上陸に使われていた埠頭の遺構が発見されました。
昨年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。
この周囲はかつてPequena Áfirca(リトル・アフリカ)と呼ばれ、アフリカから連れてこられた黒人奴隷たちの存在を忍ばせる様々な場所が残されており、リオデジャネイロ市も新しい観光スポットの1つとして整備、保存しようと試みています。
今回、はじめて訪れました。

ヴァロンゴ埠頭の遺構です。
まだ整備、保存の作業中でした。

教員ブログ画像(矢澤20180202)06

「リトル・アフリカ」地区の入り口にあたるところです。
観光客の行くところとはだいぶ趣の異なる、古い下町です。
ただ、周囲はまだ治安のあまりよくない地区もあります。
訪れる際には十分に注意してください。
ガイドの案内してくれるツアーもあるようなので、その方が安心です。

教員ブログ画像(矢澤20180202)07

ということで、今日はリオについてお届けしました。
明日はポルトガル語学科の一般入試の日ですね。
受験生の皆さん、健闘を祈っています。
4月に皆さんにお会いできることを楽しみにしています。