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教員一覧

    市之瀬 敦 教授

    ポルトガル人が大航海時代以降、世界の様々な国や地域に残した言葉(=ポルトガル語そしてクレオール語)や文化を研究しています。グローバリゼーションの先駆者ともいえるポルトガル人の足跡を辿る旅には終わりがなく、しかも新たな「発見」に満ちています。知的好奇心と行動力にあふれた若者たちとの出会いを楽しみにしています。

    担当科目 基礎ポルトガル語Ⅰ
    ポルトガル語とクレオール
    近現代ポルトガル研究
    演習(ルゾフォニア研究)
    専門分野 ポルトガル語の変異、現代ポルトガル社会事情などについて研究
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    ネーヴェス マウロ ジュニオール 教授

    映像が動きだす。音楽が流れ始める。ポップ・カルチャーの扉が開かれた。一緒にポルトガル語圏のポップ・カルチャーの世界に飛び込もう。そして、色々な姿のポルトガル語圏の世界を読み解けよう。

    担当科目 基礎ポルトガル語II
    ブラジル史
    ポップカルチャー論
    Japanese Pop Culture
    演習(ポップカルチャー研究)

    専門分野 ラテンアメリカやアジアのポップカルチャーに見る社会情勢について研究
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    子安 昭子 教授

    ブラジルの対外関係や外交政策を研究しています。人口と国土面積では世界第5位、経済力(GDP)で世界第10位のブラジルは、近年、「大国」の名にふさわしい積極的な外交を行っています。世界貿易機関(WTO)や国連などの場でブラジルの大統領の発言が注目されることも多くなりました。ブラジル外交のパワーの源は何なのか?ブラジルのような新興国の台頭が国際関係に如何なる意味をもつのか?私の関心はこうした点にあります。国内には貧困や格差の問題を抱えるブラジルですが、世界で存在感を示しつつあることも確かです。ぜひ皆さんもブラジルの“巧みな”、そして“実利的な”外交戦略について勉強してみませんか?そしてあなた方はそこから何を学びますか?

    担当科目 サバティカル(2023.4-2024.3)
    専門分野 国際関係論、ブラジルの政治と外交を研究
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    矢澤 達宏 教授

    サブサハラ・アフリカとラテンアメリカの両方に関心があり、欲張って2つの地域にまたがって研究を進めてきました。中心的な研究対象は、アフリカでは政治・政治史、ラテンアメリカではブラジルの黒人史および人種間関係です。どちらも日本では馴染みの薄いテーマですが、だからこそ逆に好奇心をかきたてられたのかもしれません。そんなアフリカとラテンアメリカ、さらには欧州、アジアをも結びつけるポルトガル語圏世界。多様な文化をめぐる知的冒険にいざ乗りだし、あなた自身の心をとらえて放さない何かを探し出そうではありませんか。その道程での疑問、発見、刺激、悦びを皆さんと共有できればと思います。

    担当科目 基礎ポルトガル語Ⅱ
    総合ポルトガル語
    ブラジル史
    ポルトガル語圏アフリカ史
    アフロ・ブラジル文化論
    現代アフリカ研究特講
    演習(アフロ・ブラジル研究)

    専門分野 アフリカの政治およびブラジルの黒人・人種間関係などについて研究
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    田村 梨花 教授

    ブラジルの社会開発、特にコミュニティにおける教育と子どもの権利に関する活動を行っているNGO(非政府組織)の研究に取り組んでいます。フィールドはブラジル北部。文化的多様性の宝庫であるブラジルの世界を知ることから、国際交流の意義と可能性について考えてみましょう。

    担当科目 基礎ポルトガル語I
    基礎ポルトガル語Ⅱ
    ブラジル社会概論
    特講ブラジル社会開発論
    市民が関わる国際協力(コーディネータ)
    演習(ブラジル社会研究)
    専門分野 ブラジル地域研究が専門。ブラジル貧困地域のコミュニティ教育を研究
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    ジアス ニウタ 准教授
    私の専門分野である教育学の中でも、日常生活、宗教、文化、性別、移住過程などの側面を考慮して、在日ブラジル人の子どもの教育について研究しています。ポルトガル語やブラジル文化を学ぶことを通して、学科生は自然に在日ブラジル人の子どもの気持ちを少しでも理解できるようになるでしょう。
    担当科目 基礎ポルトガル語II
    総合ポルトガル語
    ポルトガル語教育法A
    日本・ラテンアメリカ比較教育研究
    アジアとポルトガル語圏(コーディネータ)
    演習(在日ブラジル人教育・社会事情研究)
    専門分野 教育学が専門。在日ブラジル人の子どもの教育について研究
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    ギボ ルシーラ 准教授

    ブラジルの日系移民社会(特に沖縄系社会)における言語接触について研究しています。ブラジルで話されている日本語はポルトガル語の影響によって音韻、語彙、文法的に特徴づけられています。同じく、ブラジルに住む日本人が話すポルトガル語は日本語の影響によって音韻、語彙、文法的に特徴づけられています。話者の第一言語と目標言語の関係によって誤用が発生したり、語彙や文法形式の意味が変容したりし、特徴が生み出されるのです。私は、日本語とポルトガル語を比較対照し、その共通点及び相違点に基づいて言語的特徴を生じさせた原因を調べています。
    外国語習得過程においても学習者の第一言語と目標言語の関係は重要です。自らの言語と学習する言語の共通点または相違点に気づき、鋭い言語感覚、そして、言語に対して深い関心を持った学生との出会いを楽しみにしています。

    担当科目 基礎ポルトガル語Ⅰ
    日ポ対照研究
    言語接触と日本語
    演習(ポルトガル語学)
    専門分野 ポルトガル語の文法、日本語母語話者のポルトガル語習得、ブラジルの沖縄系移民社会における言語接触、ブラジルの沖縄語について研究
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    宮入 亮 助教

    主にブラジル北東部(ノルデスチ)を中心に、ブラジルの文学と文化を研究しています。具体的にはブラジル北東部の貧困を扱ったことで知られる詩人のジョアン・カブラル・ジ・メロ・ネト、同地域の民衆文化に深い造詣のあった作家アリアーノ・スアスーナの文学作品などを研究してきました。最近では、広くポルトガル語圏の文学と位置づけられる可能性を秘めたアンゴラの作家ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザの文学作品などにも注目しています。

    こうした文学作品を読むことは発見や驚きに満ちた一種の冒険であり、知性と感性を磨く経験の一つとなります。それを経ることでブラジルなどの世界をよりよく理解することができるでしょう。方法の一つとして、文学や文化といった切り口からポルトガル語圏にアプローチしてみるのというのもいかがでしょうか。

    担当科目 基礎ポルトガル語I
    ブラジル文学史
    ブラジル文化・文学研究
    日ポ通訳入門
    ブラジル文学論(コーディネータ)
    専門分野 ブラジル北東部(ノルデスチ)を中心に、ブラジルの文学と文化を研究
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    シウヴェイラ タミス ラリッサ  講師 ブラジル政府派遣教員(Programa Leitorado)

    I hold a Bachelor’s Degree in Portuguese Language and Literatures, and a Master’s Degree in Language Studies, more specifically, Applied Linguistics, at the Federal University of Rio Grande do Sul (UFRGS). My subjects of interest are teaching and learning Portuguese as an additional language, analyzing and developing didactic materials, creating courses, black Brazilian literature and studies on ethnic-racial relations as a curricular component.

    担当科目 総合ポルトガル語
    ポルトガル語リーディング・ライティング
    ポルトガル語コミュニケーションスキル
    ブラジルを眺望する:歴史から現代事情まで
    専門分野 Portuguese as an additional language
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