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留学体験記

塩田 真紀さん(ブラジル)

 2011年の一年間、ブラジル南部のポルトアレグレで交換留学を経験した。それは「学生生活の中で一番実りある一年であった」と自信を持って言える。
 最大の収穫は「実用的なポルトガル語」を習得したことである。当初現地の人々と意思疎通を上手く図ることができず、私は落胆していた。そこで会話の機会を増やすため、小学校でのボランティア、サンバ、カポエイラに挑戦した。すると自然にポルトガル語が上達し、ブラジル人の友達も増え「親友」と呼べる仲も築くことができた。
 その一方で、一歩日本から出ると、私たちは「小さな外交官」のような役割を果たすことにもなる、ということもこの留学を通して学んだ。日本の外に出ると必然的に自分の行動や言動が、現地の人々の自分に対する評価のみでなく、日本という国そのものに対する評価にも繋がりやすい。したがって、留学生は自分の行動に注意し留学生活を送る必要があるのだ。幸いにも、私が現地で親しくなった友人は私の行動を好意的に受け止め、日本に興味を抱き、日本への短期留学を決めてくれた。
 このような体験を重ねたブラジル留学を終える頃、私はつくづく思った。ブラジルとは人々の心を確実に掴む、愛に満ち溢れた国なのではないだろうか。私もその虜の一人である。

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