それでも恋するバルセロナ

伊藤 あやめ(いとう あやめ)

こんにちは!イスパニア語学科3年の伊藤あやめです。私は今スペインのバルセロナ自治大学に留学しています。ここでは翻訳学部通訳学科に所属し、専門のスペイン語と社会言語学を勉強しています。

私はもともと人間のものの見方の違いに非常に興味がありました。そしてイスパニア語学科の特別入学試験の面接である教授に「ものの見方や文化の違う人が一緒に生きるにはどうしたら良いのかな?それは今すぐ答えが出るわけじゃないから、大学に入ってからもこのことを忘れないで考えていってね。」と言われたことに強く心を動かされ、それ以来様々な視点でものを考えることを意識して大学生活を送ってきました。

親元を離れて海外で生活する、母語じゃない言語の社会に飛び込む、大学の授業が全て外国語、どれも私にとって新しい経験ばかりでドキドキすることが多いですが、「こういう考え方してるのか!知らなかった!」と、日々新しい刺激を受けながら過ごしています。また、最近では普通に生活することも困らなくなり、スペイン語で怒れるようになりました(笑)。

私が生活しているバルセロナは、カタルーニャ州に位置していて現在スペインからの独立の動きがあります。街中など公共交通機関の標識、大学の授業もカタルーニャ語(上智で学ぶのはスペインの共通語でカスティーリャ語、カタルーニャ語はカタルーニャ州で話される言語)が多く、また大学の構内では政治的な内容の落書きがたくさんあり、現地学生の友達もカタルーニャの独立や政治問題に関してそれぞれはっきりと考えを持っています。また大学ではアンチLGBT(性的マイノリティ)に対抗するお祭りのために授業が休講になったりと非常に主張が活発的です。ジャーナリズムに強い関心のある私にとってこのような環境はとても興奮するものです(笑)。それと同時に、もっと勉強しなければ!と日々痛感します。

同じく女性学を学ぶ友人と

同じく女性学を学ぶ友人と

 

また、寮ではスペイン人2人、イタリア人1人と4人で暮らしています。スペイン人2人は家族と電話する時にそれぞれカタルーニャ語とバスク語(スペイン北部のバスク地方で話される言語)で話しています。ヨーロッパにおいて複数言語を話せるということは日本に比べて当たり前のようです。最近ではみんなでスペイン語でかっこいい俳優やモデルについて夜遅くまで語り合っています…。

寮のルームメートと

寮のルームメートと

このように、様々な視点を持つ海外の学生と色々なトピックについて討論するたびに、スペイン語を勉強してきて良かったなと実感します。語学はあくまでも意思疎通のツールですが、自分のとは異なる意見や視点など新しい世界を広げる可能性を持っています。次の学期からはカタルーニャ語の勉強を始めるつもりです。少しでも多くの人と話せるようになったら、様々な価値観、意見、視点をシェアするチャンスも増えるのかとニヤニヤしながら、これからも自分らしく頑張ります!