VOL.6
2011年卒業
池田朋洋さん

イスパニア語学科での日々から、スペイン語圏での研究生活へ

 

大学は自分が学びたいことを思う存分学べる場所です。

僕は元々語学が好きだったこと、世界中の人と交流したかったこと等が理由でイスパニア語学科に入りました。今思えば単純な動機です。

しかし大学での日々は僕の期待を満たすだけでなく、更に視野を広げてくれました。

イスパニア語学科では、スペイン語はもちろんのこと、スペイン語圏の政治・経済・社会・文化など、ありとあらゆる側面を学ぶことが出来ます。またスペイン語圏の大学との交換留学制度など、学生の可能性を大いに広げてくれる環境が整っています。

僕の場合、交換留学を通してスペインで生きる人々を目の当たりにしたことが大きな転機になりました。今では大学院の博士課程で文化人類学を専攻し、スペインでの現地調査を中心に研究生活をしています。

当然のことながら研究活動にスペイン語は欠かせません。丁度先日、スペインの大学で学会発表をしました。もちろんスペイン語で、です。学会発表や現地調査だけでなく、日本で研究資料を読み込む際にもスペイン語を使います。スペイン語を使わない日はありません。

イスパニア語学科での日々は、スペイン語圏での研究生活につながる視野と、それに携わるためのスペイン語力の基礎を僕にもたらしてくれました。4年間の大学生活はあっという間です。しかし、素晴らしい先生方や先輩方、充実した授業を通して、その後のキャリアを支えてくれる大きな糧が得られるでしょう。